からだをつかって考える

 blanClassでは、毎週土曜日に極めて説明困難なできごとが起こっている。もはやパフォーマンスという言葉では収まりがわるいので「Live Art」と呼ぶことにした。
 説明が難しいのは、アーティストたちが示そうとしていることが、未解決どころか、不確定で未確認でさえあるような問題に、答えを探しているからだ。
 blanClassは、いつのまにか、さまざまな世代のアーティストたちが、作品として完成する一歩手前のアートワークを実験する場になってきた。
 問題とはあたり前のことながら、アートの領域に閉じ込めておいていいはずがない。そもそも「アート」が開こうとしているフィールドは、国や民族や宗教や制度や歴史や形式やジャンルなど、無数の価値や常識が縛っている枠からはみだして、この世のすべての問題をぶち込んでも良いのが前提のはずなのだから…。
 もはやアートに居座ったまま、頭だけで考えていても埒があかない。そろそろ立ち上がって、からだをつかって考えたほうが効率も上がるというものだ。
 そしてできるだけ発信して、多くの人々と共に考えていきたい。

小林 晴夫

(2012.07-08チラシ掲載)


related posts