5月から「blanClass membership」をはじめました。

 blanClass membershipには、年間何度も参加される方にお得なスタンダードメンバー、応援を主眼にしたプレミアムメンバー、ご支援を主眼としたサポートメンバーの大きく3種類、さらにそれぞれ特典が違うメンバーシップをいくつかご用意しました。

 個人向けのメンバーシップですが、サポートメンバーのパトロンシップは年会費¥1000,000と、もしかすると冗談と思われる方もいるかもしれません。が、その冗談が本当になることを願って、あえてこういうメンバーシップ制度を提案してみました。だからその実はかなりシリアスな問いかけでもあります。

 活動開始以来、blanClassはアーティストが用意した答えを発表する場というより、作品の手前にでてくるさまざまな問題を、いろいろなかたちで試してみる場に変化してきました。

 いろいろなかたちとは、Web上に山積してきたカテゴリーをみてもわかる通り、パフォーマンス、ワークショップ、ダンス、映画、演劇などは当たり前、参加型作品、セミナー、投票、コレクティブアクト・パーティシペーション、ヤミナベ、遊歩演劇、機械ショー、選択式体験型パフォーマンスと、まだまだ増える一方で、なかにはクライミング、映像のようなもの、ネゴシエーションなんてのもあったりして、もはや造形性に裏打ちされる形式では括れない、本当にいろいろなかたちをとって試されてきましたが、当然、貴重な記録もどんどん増えています。

 なにもかもが、複雑に細分化され、ジャンル化してしまった感のある現在の文化状況にあって、アートもサブカルも自然科学もネイチャーも、本来は相変わらず未分化の状態で、バラバラなものがバラバラのままに混沌としているようにも思うのです。

 これまでの分け方自体を見直すことが、アーティストに限らず、多くの人々の重大な関心事であることは間違いないらしく、そのことは作家、作品、観客や参加者といった分け方にもおよんでいて、かつてあったかのように思われていた線引きだってどこまでもグレーな状態です。

 「blanClass membership」を発足するにあたって、今後のblanClassの活動を通して、今後はさらにアーティストと、Live Artの枠を踏み越えた発展的な実践や試みをしていきたいと考えています。そしてその財源や目的も含めて、だれがなんのためになにをシェアしていくべきかを、より具体的に考えていきたいと思っています。

 というわけで、アーカイブを含めたblanClassの今後の活動、アーティストの活動の下支え、ひいては参加するすべての人にとっての未来型の臨床芸術? への応援、ご支援、ご協力をしていただけるメンバーを広く募集します。

 
小林晴夫(2014.5.10)


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