Event

秦 雅則

BC写真大学

2012.11.14—2013.03.27

blanClass拡張計画!! その2
スクールセッション|秦 雅則BC写真大学

受講生:加田メグミ/宮澤 響 ほか

BCとは、ブランクラスのBCであり紀元前のBCでもあります。
私は、秦雅則です。この愉快な写真学校の校長です。今のところ、講師は一人もいません。ただし、ゲストは沢山呼べばいいでしょう。会いたい人がいれば教えてください。私が校長としてアクセクしましょう。
貴方達が支払う学費は、すべて貴方達がしたいことをするために必要なお金となります。まあ、少しだけ、僕もブランクラスも間引きますが、それは微々たるものです。私達は愉快なことが好きなだけの芸術家、もしくは美術家、ましてや写真家なのですから。撮影がしたければ、皆で繰り出しましょう。技術が知りたければ丸暗記しましょう。出版だって、展示会だってしたければバンバンやりましょう。勉強がしたいなんていう真面目な意見も取り入れましょう。その時にはつまらないことでも、ボーとしていると後に必要だったと後悔することだってあるのですから。ここでは、誰も無駄な後悔をしなくて済むように学びましょう。学びたいこととは何なのか考えてみましょう。私は、校長です。貴方達が良い生徒であれば、この学校が上手くいくということを確信しています。そして、私達は愉快な芸術家、もしくは美術家、ましてや写真家となるのです。そのためにも、頭も体も心もガンガン使って、私達の学校を作りましょう。そして、いつかの卒業のときには、貴方達は貴方達の世界をもち時代をもつことを約束しましょう。

※BC写真大学は、いわゆる大学ではありません。私塾ですのでご注意ください。
※毎月いただく月謝の一部は、授業の内容に反映するみなさんの軍資金に充てます。その金額や使い道から話し合いながら進めていきます。

BC写真大学ブログ
授業の様子や秦雅則校長のブログがアップされます。
http://d.hatena.ne.jp/bcshashin/

日程:毎週水曜日
時間:17:30 ホームルーム(緩やかな話し合い、個人作業の時間)
   19:00 授業開始(2時間程度を予定しています)
入会金:5,000円
会費(月謝):9,000円(別途実費がかかります)
参加資格:高卒同等程度以上
随時受講生募集

第0回
日程:2012年11月7日(水)
場所:artdish(神楽坂)

第0回目は神楽坂にあるartdishというギャラリーで開催されました。
現在ここでは秦校長の企画・参加する展覧会「まれな石および娘の要素」が催されており、校長・受講生双方の自己紹介ともいえる回となりました。
展示を見ながら素朴な質問をぶつけてみたり、受講生が持ち寄った写真を見ながら、そもそも作品って何だろうと一緒に考えてみたり、意見を交わしながら、それぞれが取り組んでいく今後の課題方針も固まってきたようです。
いよいよ来週からはblanClassでの授業が始まります。実際にフィルムを使って写真を撮っていきます。(授業日誌・BC写真大学超一期生一号より)

第1回
日程:2012年11月14日(水)

2012.11.14 BC写真大学 秦 雅則×エグチマサル トーク
今日がblanClassで始めての授業です。ホームルームでは、写真家のエグチマサル氏と秦校長との対談がありました。写真学校で学んだ経験から、作家活動を続けている現在までを振り返り、「他者から学ぶこと」「自分で作ること」にまつわるお話を伺いました。
その後の授業は撮影実習。家から持ってきた自分にとって一番大切なものと、今日この教室で見つけたものを、それぞれモノクロフィルムに収めました。モノの配置や照明など試行錯誤していたのですが、いつの間にやら人物撮影会の様相に。次回は今回撮影されたものを暗室で印画紙にプリントします!(授業日誌・BC写真大学超一期生一号より)

第2回
日程:2012年11月21日(水)

鉄は熱いうちに打て!ということで、未だ酢酸の匂いが指先から取れぬ間に今の思いの丈を綴ります。
昨日、生まれて初めて暗室で白黒のプリントを経験しました。秦校長とブランクラスのスタッフのみなさまに手取り足取り教えて頂き、不器用な私も最後は一人でなんとかプリントできるまでになりました(?)。現像液の中で像が浮かび上がる瞬間はわくわくテンションMAX。楽しかったです。
本当はここでブログ書くのやめたいんですが、ブランクラスの波多野さんから思いの丈を熱く綴れとけっこうマジな目で2回言われたので、頑張って綴ってみると、そもそも私は人の認識なんてあり得ないほど脆く信じられないもので、そんな脆い認識によって定義される真実なんて存在しないと思っています。だから写真でも真実を写すことはできないのかもしれない。けれど自分で撮った写真を見るたびに思うのですが、その写真を撮った瞬間そのものは私にとっての真実で、確かなものとして残っているのです。とっても不思議。なんかよく分からないけど、そんなことを考えながら最近写真を始めました。
これからブランクラスに足しげく通い、たくさん写真を撮って、現像して、プリントして、技術をじゃんじゃん身に付けて何かしたいなと思ってます。半年後どうなっているのかしら。あー楽しみ。(授業日誌・BC写真大学超一期生二号より)

第3回
日程:2012年11月28日(水)

どうもBC写真大学超一期生一号です。
今週の授業は、モノクロ暗室で先日撮影した物撮りのフィルムをプリントしました。久しぶりの暗室作業だったのでフィルターを入れ忘れたり、レンズを絞り忘れたりと凡ミスをしてしまいました。でもこれからモノクロをやっていくということで、それなりに緊張感を持ちながらやって行きたいと思います。
授業内容を書いていってもつまらないので、僕にとってのBC写真大学を綴ってみようかなと思います。
BC写真大学には面白い人たちが集まっています。スタッフの波多野さんはもらいタバコをするときの動きが面白い。三木さんは真面目で僕が突飛おしのないことを言うと、独特の反応をする。晴夫さんは知識豊富で、話がオモロイ。僕にとっては大きな存在だ。同級生の超一期生二号さんは、綺麗な女性でBC写真大学にはなくてはならない存在だ。そして校長の秦雅則は、ノープランでこのワークショップをはじめた偉大な写真家である。
僕たちがこれからどういう活動をしていくかは、みんなで決めようと校長はいう。月謝の使い途さえも。それは僕なりにだが、そういうことを決めていく作業も写真制作の一部なのだと解釈した。
その感じいいですよね。
この環境の中で、写真を考えていくことにとてもワクワクする。
みなさん来週もよろしくお願いします。(授業日誌・BC写真大学超一期生一号より)

第4回
日程:2012年12月5日(水)

どうもBC写真大学超一期生二号です。
今日は秦校長の作品のネガを印画紙にプリントしてみました。
熱現像したネガだったのですが、なかなかうまく行かず試行錯誤・・・
でも他の人のネガを他人の私がプリントするという不思議な共同作業に何とも言えない醍醐味を感じました。
他人と関わるって面白い。
授業後、プリントしたものに校長のサインをもらって喜びつつ、校長、スタッフの波多野さん、超一期生二人みんなでおなかがすいたーと言う話になり。
やさしい超一期生一号くんが「ボクたこ焼き買ってきます!」と言って駅前の屋台に走ってくれました。
そして帰って来た一号くん、「あれ〜、五人いると思って五パック買ってきちゃいました!」
今日はずっと四人で作業してたのに!
ブランクラスではこんな興味深い奇妙な現象も起こります。
何はともあれ、たこ焼き美味しかったです。
帰り際、電車の窓越しに林檎を持った一号くんを撮りました。
そんなフィルムを来週は熱現像してみます。
うまく出来るかなぁ。わくわく。(授業日誌・BC写真大学超一期生二号より)

来週はいよいよ熱現像をします。フィルム現像がはじめての受講生がリールにフィルムを巻く練習をしています。フィルムをリールに巻くのは真っ暗な部屋(もしくはダークバッグ)で行う必要があります。手探りで巻くしかないのです。慣れるまではちょっと難しいかもしれません。さて来週どうなるでしょう。(スタッフ:波多野康介)

第5回
日程:2012年12月12日(水)

どうも、超一期生一号宮澤です。
今週の授業はフィルムの熱現像を行いました。熱現像と言えば、中平卓馬とか森山大道とかの粒子の荒れた写真。秦校長も昔やっていたという。その頃の写真を見せてもらったら、なんというか秦さんの身体の動きを感じる。どんな現像をやったのかと聞いたら、バケツにフィルムを入れてかき回すという方法らしい。その動きが写真に出ているのですかね。
で、僕らがやった現像は、およそ70℃で2分撹拌し続けるみたいな大胆なものでした。失敗かどうか(失敗というものがあるのか?)は来週プリントしてみないとわからないけど、いままでにない楽しいフィルム現像でした。
BC写真大学に来ていて思うのは、”楽しい”というのが何かを作る原動力でいいのだということ。まあ、やっている中でつらいこともあるかもしれないけど。暗室をやると決めたのもいい選択だったのではないでしょうか。身体を使ってやるというのはやっぱりいいですね。
帰りの電車の中で秦校長と「来週は忘年会だね」なんて話していてもうそんな時期なんだなと思ったりなんかして。晴夫さんは「今日は大晦日だ」と言っていました。理由は寒いかららしい。(授業日誌より・超一期生みやざわ)

第6回
日程:2012年12月19日(水)

どうも、BC写真大学超一期生二号です。
昨日は熱現像したネガのプリントをしました。前回初めて現像をして、フィルムをリールに巻くのに手こずり、今回コンタクトシートを作ったら折れ傷が入ったものが多数あり・・・あーあ。まず巻くのを練習せねば。
年末なのでBC写真大学に入って写真を始めてから今までを振り返ると、大げさかもですが自分の周囲への見方が少し変わった気がします。これまでよく見ていなかったものや見えていなかったものに、少しずつですが目を向けられるようになってきて、楽しいです(ありきたりでごめんなさい)。
今は漠然と人を撮りたいと思っています。来年BC写真大学では、まず組写真を作るようなので、人を撮った組写真にするつもりです。でも人を撮るのって本当に難しいと感じる今日此頃。うまくいくと良いなぁ。
ブランクラスのみなさんが忙しい&はた校長の終電が早いということで、忘年会は未遂に終わりましたが、新年会はできると良いですね。
それではみなさん今年もお世話になりました。
良いお年を、メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!(授業日誌・BC写真大学超一期生二号より)

第7回
日程:2013年1月23日(水)

あけましておめでとうございます。
今年からBC写真大学に入学しました。
秦校長の三番弟子、Mです。
新年初の授業はモノクロフィルムの高温現像でした。
高温現像は通常より高い温度の現像液でフィルムをタンクでシェイクします。
その後、停止液→定着液と浸して天井にネガを吊るします。
スポンジで水分を拭き取りフィルムに写った像を確認したときは感動ものです。
ネガフィルムを現像することが初めてだった私も現像の手順が何となく理解出来ました。
BC写真大学は少人数で分からないことをどんどん聞ける環境なので、とても贅沢な学校だと思います。
『こんな写真表現をやってみたいのだけど方法が分からない』というひとはこの学校を覗いてみてはいかがでしょうか?

第8回
日程:2013年1月30日(水)

超一期生宮澤です。
今週の授業は先週高温現像したフィルムをプリントしました。先週真っ黒なフィルムが仕上がって、これ現像できるのか……?と心配していましたが、プリントしてみるといい感じに粒子が荒れていてちょうどいい具合でした。
私はある写真学校に通っているのですが、最近作品作りをしていて「作品って何だろう」と考えるのです。芸術とは何か、アートとは何か、作品とは何か。そういう問いをぐちゃぐちゃと抱え、一瞬そういう風に考えることがばからしく思えたりもして。でも、作品を見せてくださいといわれる。そして、写真、芸術、作品、アート……プツン……を繰り返す。
そんな中で、ブランクラスで週一回暗室作業をすると、頭以外の部分を使っているような気がしてとても気持ちがいいのだ。暗室は身体の動きであると実感する。身体と道具が直結すると気持ちがいい。
これからもBC写真大学ではひとまず写真だ、とか芸術だ、とかはおいといて身体を使った様々な実験をしてみるということを希望する。
そしたら小難しく考える固い頭をふにゃふにゃにできるのかもしれない。
秦校長の「楽しいのがいいよね」という言葉に一票。(授業日誌より・超一期生一号・みやざわ)

第9回
日程:2013年2月6日(水)

大雪予想のため休講。

第10回
日程:2013年2月13日(水)

第11回
日程:2013年2月20日(水)

早いものでBC写真大学も、始まってからもうすぐ半年が経ちます。とりあえず、当初の予定通りに一区切りというわけです。次の展開も期待しつつ、話をしているところだけど。その前に、BC写真大学の超一期生の皆様と楽しいイベントを企画中です。皆が楽しみ喜べるような形になればいいなーと思っています。やっぱり、それが一番だなーって感じです。(BC写真大学校長:秦)

第12回
日程:2013年2月27日(水)

ブログのことを忘れていて、もう何回目かわからなくなりました。だから#?。
BC写真大学開校から半年。もう半年。当初の予定通り、BC写真大学として、展示を行うことになりました。
先週、今週は暗室もやりながら、展示についてどうしていくのかを考えました。様々な案が出て、まだまだまとめきれません。
今後それぞれの展示プラン、全体での見せ方など考えて行きたいと思います。
暖かくなり、花粉がでて、頭がぼーとしても思考停止しないようにしないと。(授業日誌より・超一期生一号・みやざわ)

第13回
日程:2013年3月6日(水)

こんにちは、超一期生加田です。
4月にBC写真大学で展示をさせて頂くことになったので、今日は実際に展示場所を見学しながらプランを打ち合わせてきました。
あーだこーだ言っていましたが(私がです。ごめんなさい。)最終的になんとか方向性が定まった感じです。超一期生が二人とも自由に、かつお互いに関わり合って展示できたらと思ってます。こんな素敵な展示スペース↓で、素敵なことができるなんて素敵すぎです。
私事?他人事?ですが、今週に入ってから同じ職場の友人の身の回りで不思議と良い偶然が積み重なりうれしいハプニングが続出していて、人生って本当に些細な偶然が積み重なって大きく変化していくんだなぁと傍から見て実感しているところなんです。私も以前仕事で出会った方に一眼のカメラボディとレンズ3本、そしてストロボを頂いたため写真を始めようかなぁとぼんやり思っていた矢先にBC写真大学が始まることを知り、超一期生になったのでした。まさかそれから半年後にこんな素敵な展示の機会を頂けるなんて。うれしいのと同時にふと立ち止まって考えるとやっぱり不思議です。流されて流されて流されて。なんだかんだで大変なことも多いけれど、いつも楽しい場所に引っかかっている気がする。展示でもうれしい偶然が重なって次につながれば良いな。やっぱり人生って人と出会うことだと思うのです。
ってBC写真大学の終わりが見えてきたので、少し感傷的なのですわ。(授業日誌より・超一期生二号・かだ)

第14回
日程:2013年3月13日(水)

第15回
日程:2013年3月20日(水)

第16回(最終日)
日程:2013年3月27日(水)

超一期生みやざわです。横浜のBankARTで行われるBC写真大学修了展まであと10日。もうあっという間です。そこで、僕は展示に出すブックの製本をしてもらいに新宿へ。今日は仕上がらないということで、なぜか献血をして帰ってきました。そして、献血のキャラクターのプリントしてあるマグカップとブランケットを握りしめ帰宅。いまは、そのマグカップにコーヒーを入れ、大きなプリントをするために画像をいろいろといじくり回しております。
あのBankARTでの展示。楽しみです。鷹野さん、秦さんと同じ空間で展示ができるのはとても光栄です。
ブックの中身はBankARTにてご覧下さいませ。(超一期生一号・2013年4月7日)

超一期生みやざわです。新学期が始まりました。皆さんお元気ですか。
昨日頼んだ製本があがり、学校から直接新宿へ。そして帰宅。
今回の展示で自分が何がしたいのかはっきりさせるために、文章も書いてみることにしました。あと一週間ぎりぎりまでがんばります。(超一期生一号・みやざわ・2013年4月8日)


もうすっかり春ですね。
今日は仕事のあとBankARTに行ってグリーンカレーをもぐもぐ食べながら、
展示スペースをぼーっと眺めてきました。
そして今は展示の最終的な構成を決めているところです。
展示用の文章は完成。
あと今日加山雄三に遭遇したよ!
ああ、ほんと春。
桜、散っちゃったね。(超一期生二号・かだ・2013年4月8日

BC写真大学修了展

出品者:加田メグミ/宮澤 響

日程:4月18日(木)─29日 (月・祝)11:00〜19:00 入場無料
会場:BankART Studio NYK 1F / BankART Mini

BC写真大学修了展公開講評会

出品者:加田メグミ/宮澤 響
公開講評会講師:秦 雅則/調 文明(写真史研究/写真批評)/村越としや(写真家)

日程:2013年4月29日 (月・祝)13:30〜 入場無料
会場:BankART Studio NYK 1F / BankART Mini

展示始めました
こんにちは、加田です。
BankART miniでの展示が本日より始まりました!!!
展示前・搬入時はバタバタと大騒ぎで
響くん、秦さん、BlanClassの波多野さん、展示職人のげんさん、響くんの友達、
仕事の合間に徹夜で展示用のパネルを作ってくれた友人、
たくさんの方々に助けて頂きながら作業しました。
(助けて頂いたみなさん本当にありがとうございました!)
搬入日だった昨日は、パネル作りの徹夜明けでふらふらになり、
搬入作業完了後みんなで一杯どうですかのお酒の席で
酒を飲まずして居眠りし(ごめんなさい)、
帰りの電車でも寝て乗り過ごし、
戻ろうと折り返しの電車に乗ってもまた乗り過ごし、
なかなか家にたどり着くことができませんでした。
今は全身筋肉痛です。
そんなこんなでてんやわんやのここ数日でしたが、
なんとか形にできたのでほっとしています。
私にとっては初めての写真の展示なので拙い部分も大きいですが、
それでも自分らしいことができたのではと思っているところです。
兎にも角にもひとりでも多くの方にご覧頂けたらうれしい所存であります。
土日は在廊しておりますので、感想批評批判質問雑談猥談密談なんでもかんでもどんとこい。
会期中お会いできるのを楽しみにしております。
まだ見ぬあなたへ加田メグミより!(超一期生二号・かだ・2013年4月18日

あ、
かだです。
部屋の大掃除をしながらこれを書いています。
先日、BankARTでの展示と講評会が終わり、晴れてBC写真大学を卒業しました!
私が展示で吊り下げてた大型写真パネルも引き取って下さる方々が現れ、
人のありがたみを感じる今日この頃。
これからも写真を続けようと思い、日々ライカを首から提げて過ごしております。
振り返ればBC写真大学にいたこの半年、あっと言う間に過ぎ去りました。
去年から現在に至るまで、個人的に糞馬鹿騒ぎの日々を過ごしてきて、
わんわん泣きながらも周囲の人々に支えられ、なんだかんだ図太く生きて参りました。
まぁこれからも私の場合一生馬鹿騒ぎなんだろうけど。
それは置いておいて、そんな個人的騒乱の中、
写真に向き合う環境に身を置けて本当に良かったと感じています。
知らない世界を見て考えて作ろうとするのはとても楽しかったです。
改めまして、秦さん、超一期生みやざわくん、blanClassの方々、
講評会にお越し頂いた村越さん、調さん本当にお世話になりました。
あと鷹野さん。BankARTのスタッフの方々。展示にお越し下さったみなさま。
私にカメラやレンズなどを譲って下さった方。ライカを貸して下さった方。
私の被写体になったり展示を助けてくれた職場の友人(いつも引き摺りまわしてごめん)。
みなみなさまに感謝です。
本当にありがとうございました。
またどこかで。
PS はるおさんの手作り餃子が食べたい。
【了】(超一期生二号・加田メグミ・2013年5月6日


暗室
・BC写真大学時間外の暗室作業はblanClassでイベントがある日の10:00〜21:00、一時間¥500で使用可能です。
・スタッフに申し出た後、暗室内のカレンダーの希望日に名前と時間を記入してください。
・暗室オリエンテーションを受けた受講生のみ、暗室を使用することができます。その後の暗室作業にスタッフは付き添いません。
・フィルム現像/印画紙現像などに使う薬品、印画紙などはBC写真大学で購入したものを利用してください。それ以外で必要な場合は各自持参してください。
・土足厳禁です。
・暗室内での飲食、喫煙は禁止します。
・備品は持ち出し禁止です。
・入り口の二重カーテンは開けたら必ず閉めるようにしてください。複数人で暗室を利用する場合、カーテン越しに中の人に一声かけてください。
・現像液、定着液はそのまま排水溝に流さず、所定の廃液タンクに入れてください。
・退室の際は、電気/エアコン/換気扇の切り忘れに注意してください。
・周辺は住宅街ですので、敷地内でも夜20時以降は大きな声を出さないようにしてください。
・印画紙など暗室内の所定の場所に置いておくことはできますが、必ず名前を書いておいてください。万一紛失・破損があった場合もその責は負いません。
・万一、施設/機材を破損した場合、弁償していただくこともあります。ケースバイケースでご相談いたします。
・ゴミはゴミ箱のラベルに従って分別して捨ててください。


《申込み方法》
要項を了承の上、以下の申込みフォームからお申込みください。
申込後、スタッフよりメールにてご連絡いたします。
申込金のみか、申込金+1ヶ月分の月謝を所定の銀行口座にお振り込みいただいて、手続き完了とします。
申込金のみを振込んだ場合は、初回授業の際に、1ヶ月分の月謝9,000円をお支払いください。

BC写真大学申込みフォーム

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ご挨拶

この度は、blanClassの [BC写真大学]に参加していただき、ありがとうございます。すでに了解していることだとは思いますが、「BC写真大学」は、大学でも専門学校でもありません。そろばん塾とか書道教室と同じ月謝システムで運営するとてもプライベートな勉強会です。現在も参加者を募集中ですし、継続して随時参加者を募集していきます。

「BC写真大学」の校長にして、いまのところ唯一の講師である秦雅則氏が書いた紹介文のなかで「頭もからだも心もガンガンつかって考える」とありました。それまで、私がチラシなどにつかっていた「からだをつかって考える」というキーワードに対する、秦氏からのアンサーなのだと理解しました。そこで、この[BC写真大学]を含めた拡張計画全体のキーワードにもしているのです。

当初はほかの拡張計画同様、秦氏のキャラクターを活かしたトークや対談の連続計画を考えていましたが、氏の写真への取り組みの全てを、参加する人たちと一緒に考える仕組みをつくるということに展開していきました。ですから、「写真」でできること、「写真」ができること、をできるだけ試していく勉強会。ひいては「写真」を発端に何でも考えていける勉強会を目指していきます。

内容のほとんどをでき得るかぎりガラス張りで双方向にというのが秦校長の運営方針です。私もスタッフも手探りのところがあり、行き届かない点もあるかもしれませんが、私たちも一緒に参加していただくみなさまと試行錯誤をしながら、文字通り「頭もからだも心もガンガンつかって考える」一大勉強会にしていくため心がけていきます。よろしくお願いします。

2013.1.16/blanClass ディレクター:小林晴夫


秦 雅則 Masanori HATA
1984年福岡県生まれ。写真家。2008年に写真新世紀グランプリを受賞。2009年企画ギャラリー明るい部屋を設立。主な個展に、「シニカル」(明るい部屋・東京・2009)、「ネオカラー」(明るい部屋・東京・2009)、「幼稚な心」(東京都写真美術館・東京・2009)など、主なグループ展に「ソウルフォト2010」(Coex・ソウル・2010)、「動物的+人間的=」(明るい部屋・東京・2010年)などがある。2012年出版部門 A PRESS設立。blanClassでは2010年8日(月)~13日(土)展覧会[目が見えない]、スライド&トーク[目が見える]をしている。