Event

沼下桂子

Practical case interviews #02 阿部大介/迫鉄平

2018.10.20—2018.10.21

展覧会/インタヴュー/アーカイヴ沼下桂子[Practical case interviews #02 阿部大介/迫鉄平]

作品を展示するアーティストと、展覧会を企画する人の関係性を、インタヴュイー/インタヴュアーに喩えて置き直し、展示という形態について考えるために始めたプロジェクトです。作品をつくること/見せること/それを誰かとともに行うことは、例えば、インタヴュアーが誰かに話を聞く場面を設定し、インタヴュイーから引き出したインタヴュー内容を、紙面やウェブ、あるいは映像や音声など、さまざまなフォーマットに落とし込み発信することに似ているように思います。このプロジェクトでは、インタヴュアー/インタヴュイーの力量に関わらず、そこにどのようなプロセスが含まれるのか、再考するために実践されることを重視しています。

展覧会:2018年10月20日(土)・21日(日)13:00-20:00(20日は19:00まで)
入場料:500円
イベント:20日(土)開演:19:30 1,000円(ドリンク別)


2018/10/14/沼下桂子+阿部大介+迫鉄平/blanClass放送室
「Practical case interviews #01 アスビョルン・オレルド/吉田和貴」展示風景, ユニコムプラザさがみはら, 神奈川

沼下桂子 Keiko NUMASHITA
編集/企画/コーディネーター。文化施設での学芸アシスタントを経て、現在アートプロジェクトのマネージメント業務に従事。アート批評系雑誌「+journal」編集メンバー。展覧会と飲食店のはしご、川沿いを上流まで歩く、一定の場所に数時間集うなどの行為をリサーチと位置付けて活動する、アーティスト・グループ、泥沼コミュニティ メンバー(アサヒ・アート・フェスティバル 2016参加)。リサーチの途上で偶発的に始まる出来事や、そこから立ち現れるプロジェクトに関心を寄せている。
泥沼コミュニティ ウェブサイト
http://doronumacommunity.wixsite.com/doronuma

阿部大介 Daisuke ABE
1977年京都府生まれ。2002年京都精華大学芸術学部造形学科版画卒業。2004年愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了。主な展覧会に「cross references 協働のためのケーススタディ」(2017・アートラボはしもと・神奈川・共同制作者:鷹野健)、「Dialogue」(2017・Tezukayama Gallery・大阪)、「Sky Over Ⅲ」(2016・アートラボあいち・愛知)、「皮膚感覚」(2015・美濃加茂市民ミュージアム・岐阜)、「Untitled•CB125T」(2015・AIN SOPH DISPATCH・愛知)などがある。
https://www.daisukeabe.net

近年、様々な物質の表面を版にして、その凹凸を剥がしとる作品を制作しています。剥がされる対象は、衣服、車のタイヤ、工具など、身近な物から家の外壁まで多岐にわたります。剥がされた皮膜は、制作行程の中で本来の形を留めながらも、展開図のように薄くのばされたり、熱を加え発泡させたりと別物へと変容していきます。物質の内と外との境界が振動し、機能や形態が曖昧になっていく様は、暴力的な要素をはらみながらも、多様な想像を内包する力があると考えています。

迫鉄平 Teppei SAKO
1988年大阪生まれ。2010年グラスゴー芸術大学(イギリス)交換留学。2014年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。2017年京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程満期退学。2015年第38回公募 キヤノン写真新世紀2015 グランプリ受賞。個展に 「FLIM」(2018・Sprout Curation・東京)、「Chill Town」(2017・VOU/棒・京都)、「RUN UP!」(2017・同志社女子大学 mscギャラリー・京都)、「剣とサンダル」(2016・東京都写真美術館・東京)、「硝子の塔」(2016・Ponto 15 / Finch Art Gallery・京都)、「Carbon, Copy, Analog, Delay,」(2016・YEBISU ART LABO・愛知)、「Sliver」(2016・space_inframince・大阪)など、グループ展に「自由の場所』(2017・京都精華大学ギャラリーフロール・京都)、「電気文化会館開館30周年記念 THE NEXT ~次代を創る10人の表現者たち~』(2016・電気文化会館・愛知)、「Art Court Frontier 2016 #14』(2016・ART COURT Gallery・大阪)、「showcase #5 “偶然を拾う – Serendipity”』(2016・eN arts・京都)、「京都精華大学卒業生ファイル2016 ー未来の問い』(2016・京都精華大学ギャラリーフロール・京都)などがある。
http://teppeisako.tumblr.com

街で何かを発見し、思わず「あっ」とカメラを向けシャッターを切る。「あっ」は“あるがままの姿”として、いとも簡単に定着していく。このようなスナップショットの手法を。映像(=連続した写真)へと応用する。写真の決定的瞬間「あっ」は映像という時間の中で「あーーー」と引き伸され、被写体は無防備な本来の姿を露呈する事になる。写真というメディアの持つ特性や限界を考察しながら、「写真のようなもの」を用いて作品を制作している。