演劇+トーク|藤原ちから+住吉山実里[『HONEYMOON』試演+106日間東アジア周遊記]
あなたが思い描く「世界」は、どんな形をしているでしょうか?
遠く離れた土地で、町に漂う香辛料の匂い、皮膚にまとわりつく湿気、人々のカオスなエネルギー、夜の静寂……。そういった異国のリアリティを日本に持ち帰ることは、とても、とても難しいなと感じてきました。これはもう演劇にするしかない、ということで戯曲『HONEYMOON』を書きました。国境をめぐる話です。戯曲を書くこと自体初めてですが、少なくとも「演劇とは何か?」を根っこから問い直す布石にはなるだろうと考えています。今回はまず初期段階の実験的なワークインプログレスになります。ぜひ、お立ち会いいただけたら嬉しいです。
また、アフタートークも兼ねて、106日間におよぶ釜山、ソウル、旧満州、上海、マカオ、香港、マレーシア諸都市、そして台北での滞在についての報告会を行います。とても全部は話せないので、みなさんとやりとりしながら、21時頃まで会場でドリンク片手に話し合う感じにできればと。(藤原ちから)
日程:2018年9月22日(土)18:00-21:00(開場:17:30)
入場料:2,000円(ワンドリンク付/要予約)
予約方法 以下の内容でイベント前日までにメールにてご予約ください。定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈件名〉[HONEYMOON]予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)郵便番号 4)住所 5)メールアドレス 6)参加人数
〈メールアドレス〉info@blanclass.com
藤原 ちから Chikara FUJIWARA
1977年、高知市生まれ。BricolaQ主宰。横浜を拠点にしつつも、国内外の各地を移動しながら、批評家またはアーティストとして、さらにはキュレーター、メンター、ドラマトゥルクとしても活動。「壁」によって分断された世界を繋ごうと、『演劇クエスト』を横浜、城崎、マニラ、デュッセルドルフ、安山で創作。また「港」と「人の移動」に興味を持ち、パフォーマンス『港の女』をマニラで上演。2017年度よりセゾン文化財団シニア・フェロー。東アジア文化交流使。
住吉山 実里 Minori SUMIYOSHIYAMA
1986年、大阪生まれ。身体と空間を繋ぎたいと思いダンスと建築を始める。2009年京都工芸繊維大学卒業。dracom登録メンバー。ダンス、舞踏、演劇など数々の演出家の作品に出演するとともに、2010年より自身の作品創作をはじめる。近年は、完全無言、筆談のみで対話を試みる『筆談会』を定期的に開催。韓国・釜山、中国・上海でも上演した。現在、藤原ちからとともにアジア各都市で滞在制作をおこなう。
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