Event

藤原ちから(BricolaQ)

港の探偵団

2017.07.15—2018.03.21

★特別セッション
藤原ちから(BricolaQ)港の探偵団

最近わたしは「スパイ」に興味を持っています。どこかの都市に潜伏し、誰かの秘密を探り、水面下でネットワークを築きあげ、この世界のバランスへの関与を試みるスパイという存在。もしかすると、自分の仕事(滞在制作を通した芸術活動)はそれに近いかも、と感じるようになってきました。

この「港の探偵団」は、そういう意味での「スパイ=アーティスト」の可能性を持つ人たちが切磋琢磨するラボのようなものです。といっても堅苦しいのは好きではないし、たぶんそういうのはわたしの仕事には向いてないので、なんとなく秘密結社っぽく楽しくやっていければと思っています。そして国内外の様々な場所で一緒に活動できる仲間を、ここで見つけられたら嬉しいです。


公開(要予約)/遊歩演劇
港の探偵団 #1[3年前の『演劇クエスト』を再演する]

遊歩型ツアープロジェクト『演劇クエスト』第1弾として2014年7月に上演された『演劇クエスト・京急文月編』(http://bricolaq.com/?page_id=36)を3年ぶりに再演し、それぞれの体験についてアフタートークで語り合います。もちろん今回が初参加でも無問題です。

不定期に開催予定ですが、今回は2日連続のイベントです。1日のみの参加でもかまいませんが、横浜に宿泊するとかして両日参加するのがオススメ。ただし2日目のレクチャー&トークは特定の参加条件があります。

日時:2017年7月15日(土)13:30~(13:00開場)
集合場所:blanClass
19:30~ アフタートーク
参加費:1,500円+交通費(三浦半島1DAYきっぷ購入がオススメ)
定員:30名(要予約、先着順)


〈予約方法〉ご予約は前日までにご連絡をお願いします。
〈タイトル〉港の探偵団 #1 予約
〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数 上記の内容でイベント前日までに以下のメールアドレスに送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈メールアドレス〉 info@blanclass.com


港の探偵団 #2[ポスト2020年のためのスパイ考]

東京オリンピックに向けてアート業界には一種のバブルが訪れています。そこに関与するにせよしないにせよ、2020年がひとつのターニングポイントとなるのはほぼ間違いないでしょう。今から「その後」のための準備をしておきたい。

時には国家に利用されながらも、時にはそれを裏切り、独自の理想や欲望に基づいて様々な壁を越境していく「スパイ」について考えることは、「ポスト2020年」のヒントになるかもしれません。

日時:2017年7月16日(日) 17:00~19:00(16:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)


応募方法:以下の内容をメールで送信してください。
〈メールアドレス〉 info@blanclass.com
〈件名〉港の探偵団 申込〈本文〉1)日程 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)「参加の動機、もしくは最近気になること」について200字以上の文章を書くこと。
参加条件:原則として40歳未満。
応募締切:6/15(1週間前後でお返事します。)
定員:20名(応募者多数の場合、「参加の動機、もしくは最近気になること」の文章を元に選考します。)
募集はすでに締切っていますが、参加希望の方は、 1〜5までの項目をご記入の上、お問い合わせください。(6/20現在)


港の探偵団 #3[港町・横浜に潜入せよ!]

都市に潜伏し、秘密を探り、水面下のネットワークを築きあげ、この世界のバランスへの関与を試みる「港の探偵団」。その掟はただひとつ……「その中で起きたことはけっして口外してはならない」ということ。SNSや他の場所ではなかなかできない話を、ひとつの場に集って共有・交換します。

次の集会は9/20(水)の夜。12月に開催される『演劇クエスト・横濱パサージュ編』の創作に向けて、港町・横浜を好き勝手にリサーチした有志たちが、その中間報告を行います。それを話の手がかりにして、今回も自由闊達に刺激的な密談をしましょう……。

今回からの参加もOKです。『演劇クエスト』のことはよく知らないという人も問題ありません。ただし「探偵」「スパイ」「アーティスト」のいずれかになりたい(なってもいい)という原則40歳未満の人にかぎります。継続の人も含めてすべての参加者は「参加の動機、もしくは最近気になること(200~400字)」を事前に書いて送ってください。それが参加のための鍵になります。待ってまーす。

日時:2017年9月20日(水)19:00~21:00(18:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)
参加条件:原則として40歳未満。
追加定員:若干名のみ。
応募〆切日:9月18日(月)


申込方法:以下の内容で9/18までに末尾のメールアドレスに送信ください。
〈タイトル〉港の探偵団 申込〈本文〉1)日程 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス
 5)「参加の動機、もしくは最近気になること」(200~400字)
〈メールアドレス〉info@blanclass.com


港の探偵団 #4[常識を外して、短編をつくってみる]

「港の探偵団」はすでにスパイのように動き始めています。#4(10月18日)#5(11月22日)は〈実践編〉。『演劇クエスト・横濱パサージュ編』のためにメンバー各々がリサーチしてつくった短編の試作版を発表し、そこからいかに「作品」に昇華するかを試みます。

そんなわけで、今から新規で参加したい人は、まずはオブザーバーという形から少しずつ溶け込んでもらうことになります。それでもよければ志望動機を明記の上、info@blanclass.com までご相談を。わからないことがあれば@blanclass

12月以降の「港の探偵団」は、あらためて新規参加しやすい形にひらきたいと考えています。が、先のことはわかりません。いつか、はやってこないかもしれないから、その気がある人は今からでも随時問い合わせを。

日時:2017年10月18日(水)19:00~21:00(18:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)
参加条件:原則として40歳未満


※定員に達していますが、ご興味のある方は(info@blanclass.com)まで、ご相談ください。


港の探偵団 #5[「作品」ってなんだろう?(仮)]

日時:2017年11月22日(水)19:00~21:00(18:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)
参加条件:原則として40歳未満

演劇クエスト・横濱パサージュ編

※定員に達していますが、ご興味のある方は(info@blanclass.com)まで、ご相談ください。


港の探偵団 #6 番外編[TAGAY TALKS in Yokohama]

いつもは秘密結社のような「港の探偵団」ですが、今回は誰でも参加可能なオープンなイベント。アーティストの武田力さんをお招きし、彼とマニラのアートフェスティバルKARNABALで開催した「TAGAY TALKS」を、ここ横浜でもやります。

「TAGAY」はタガログ語で「乾杯」の意味。タガ〜イ!っと叫んでビールをかちこんとやるわけです。フィリピンのビールは世界トップレベルの美味しさ♥ San Miguel と少し強めの Red Hourse とがあって、どちらが好みかでしばしば諍いが起こるとも言われています。嘘です。が、ともあれこの「TAGAY TALKS」は、美味い酒を呑みながら、それぞれの思考や体験について、集まった人たちで共有・交換しようという試みなのです。

まずは、藤原と武田さんの最近の海外での活動について話します。特に、3年間足繁く通ってきたフィリピンについては、ここらで一度総括しておきたい。アジアの「辺境」であるフィリピンにおいて、いったい何が起きているのか? 流れ次第では、ドイツ、韓国、中国、台湾の各都市での見聞についてもお話するかもしれません。そして、これからの「わたしたち」の展望についても。

2017年もそろそろ暮れるので、忘年会気分で来てください。お酒は会場でも手に入りますが、差し入れも大歓迎。もちろんノンアルコール派も参加OKです。一緒にタガイしましょう!(藤原ちから)

日時:2017年12月12日(火)19:00開場 19:30開演
参加費:1,500円(ドリンク別)
予約制:定員35名


御名前・御連絡先を明記の上、info@blanclass.com までメールにてお申込みください。


港の探偵団 #7[東京を遊んでみる・1]

都市に潜伏し、秘密を探り、水面下のネットワークを築きあげ、この世界のバランスへの関与を試みる「港の探偵団」。その掟はただひとつ……「その中で起きたことはけっして口外してはならない」ということ。SNSや他の場所ではなかなかできない話を、ひとつの場に集って共有・交換します。

今回からは新シリーズ「東京を遊んでみる」。2020年にオリンピック・パラリンピックを控えた東京ですが、その運営もそして都政も混乱が続き、順調とは言い難い状況です。東京を離れて別の場所に拠点を求めるアーティストも増えてきました。かく言うわたしもそのひとりであり、「脱・東京」を率先して訴えてきました。しかし、では東京が滅びればいいかというとそれは微妙です。なんせ20年も住んだ都市なので、愛着がないと言えば嘘になります。東京は魅力的な都市であってほしい。遊びたくなるような……。

まずは、参加者それぞれの頭に思い描く「東京」のイメージを持ち寄ってみます。他の参加者とシェアする前提で、申し込み時に200-400字で書いてメールしてください。なるだけ私的なものがよいでしょう。なるだけ俯瞰しないほうがよいでしょう。港の探偵団に評論家気取りは不要です。さて、何が見えてくるでしょうか。

今回からも参加は原則として40歳未満に限定します。

日時:2018年2月21日(水)19:00〜21:00(18:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)
参加条件:原則として40歳未満

港の探偵団 #8[東京を遊んでみる・2:プレゼン大会]

都市に潜伏し、秘密を探り、水面下のネットワークを築きあげ、この世界のバランスへの関与を試みる「港の探偵団」。その掟はただひとつ……「その中で起きたことはけっして口外してはならない」ということ。SNSや他の場所ではなかなかできない話を、ひとつの場に集って共有・交換します。

2月は、参加者それぞれの頭に思い描く「東京」のイメージを持ち寄り、広大な東京を多角的に捉え直してみました。今回の3月は実際に「東京を遊んでみる」プランを練ってみます。作戦会議です。まずプランをプレゼンしてもらい、それについてわいわい言い合って、最終的にひとつ(または複数)のプランを選びます。4月にマジで遊んでみるために……

※参加は原則として40歳未満に限定します。
※他愛もないことでもいいので、「東京を遊んでみる」プランを少なくともひとつ持ち寄ってください。
※プランの段階では、実現可能性は度外視してくださって結構です。
※「東京」であれば遊ぶのはどこでも構いません。
※季節は春を想定しています。
※持ち時間は参加人数によりますが、最大5分程度を目処にしてください。
※プレゼンはblanClassの室内で行ってください。会場にはMacBook、モニター、スピーカー、wi-fiもあります。ただしそれらの機器を使いたい人は、必ず前日までに、藤原まで、など、何らかの方法でご相談ください。
※日常的な感覚を少しズラしたり、既存の価値観をひっくり返したりするようなプランを歓迎します。

日時:2018年3月21日(水)19:00〜21:00(18:30開場)
終了後、任意参加の懇親会あり
参加費:1,500円(懇親会費は別途実費)
参加条件:原則として40歳未満、「東京を遊んでみる」プランをひとつ以上持ち寄ること


予約方法:以下の内容でイベント前日までに以下のアドレスに送信ください。
こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。
〈タイトル〉港の探偵団#8
〈本文〉1)氏名 2)郵便番号 3)住所 4)メールアドレス
〈アドレス〉info@blanclass.com


藤原 ちから Chikara FUJIWARA
1977年高知生まれ、横浜在住。BricolaQ主宰。出版社勤務の後、雑誌「エクス・ポ」、武蔵野美術大学「mauleaf」、世田谷パブリックシアター「キャロマグ」などの編集を経て、批評家として活動する。徳永京子との共著に『演劇最強論』、またウェブサイト「演劇最強論-ing」を共同運営。ラジオ「横浜サウンド☆クルーズ」第3火曜に出演。また横浜、城崎、マニラ、デュッセルドルフ、韓国・安山等で遊歩型ツアープロジェクト『演劇クエスト』を滞在制作するほか、新シリーズ『港の女(Woman In A Port)』も準備中。国内外でキュレーションを行うこともある。2017年度よりセゾン文化財団シニア・フェロー。

武田 力 Riki TAKEDA
演出家、民俗芸能アーカイバー。幼稚園で働いたのち、演劇を始めました。 演劇といってもその作品素材は「糸電話」「警察の説教」「たこ焼き」とかで。それはアジアの民俗芸能を元に創作されています。最近は滋賀県の過疎化の進む集落で800年くらい続く芸能の継承もしています。アーツコミッション・ヨコハマ2016年, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェロー。