Event

CAMP

studies|本を読む

2013.10.05—2014.02.15

CAMP[studies|本を読む] 

事前に本を読み、参加者と一緒に話し合いながら考えます。

一般:1,200円/学生:1,000円(要予約)定員:30名

※このイベントはstudies[過去について]真夜中のCAMP[これからの何か]と同じ日程、3トークという企画で、2013年10月と12月に行われました。

[本を読む#1] 
日程:2013年10月5日(土)15:00~18:00 ※開場は14:30

今回の「studies / 本を読む」は、田中功起『質問する』(株式会社アートイット)について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。

ゲスト:粟田大輔(美術批評)/清水知子(比較文学・文化理論、メディア文化論)

田中功起『質問する』(株式会社アートイット)


[本を読む#2] 
日程:2013年12月7日(土)15:00~18:00 ※開場は14:30

今回の「studies / 本を読む」は、小泉義之『生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー』(青土社)について話し合います。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。

ゲスト:平倉 圭(芸術論、知覚論)/小林晴夫(blanClassディレクター、アーティスト)

小泉義之『生と病の哲学 生存のポリティカルエコノミー』〈目次〉はじめに 第Ⅰ部 身体/肉体 第一章 魂を探して――バイタル・サインとメカニカル・シグナル 第二章 来たるべき民衆――科学と芸術のポテンシャル 第三章 傷の感覚、肉の感覚 第四章 静かな生活――新しいことは起こらないこともありうる(アレント) 第Ⅱ部 制度/人生 第一章 生殖技術の善用のために 第二章 性・生殖・次世代育成 第三章 社会構築主義における批判と臨床 第四章 病苦のエコノミーへ向けて 第五章 病苦、そして健康の影――医療福祉的理性批判に向けて 第Ⅲ部 理論/思想 第一章 二つの生権力――ホモ・サケルと怪物 第二章 受肉の善用のための知識――生命倫理批判序説 第三章 脳のエクリチュール――デリダとコネクショニズム 第四章 余剰と余白の生政治 おわりに 註 初出一覧

[本を読む #3] 
日程:2014年2月15日(土)15:00~18:00 ※開場は14:30

今回の「studies / 本を読む」は、EOS ArtBooks Series 001 『コンテンポラリー・アート・セオリー』について話し合います(「3|Relational Aesthetics and After|ブリオー・ランシエール論争を読む|星野太」と「4|Document|生政治と他者の倫理:アート=証言|石田圭子」が中心になります)。当日までに一度は読んで参加するのをおすすめします。ひとりで読んだときとは違った何かに気付くかもしれません。

ゲスト:チェ・キョンファ(キュレーター)、良知 暁(アーティスト)

EOS ArtBooks Series 001 『Contemporary Art Theory / コンテンポラリー・アート・セオリー』
http://www.eosartbooks.com/news/201312.html
現代アートにおいて、いま何が議論されているのか。「キュレーション」「制度批判」「関係性の美学とその後」「ドキュメント」「ポスト=メディウム」「パフォーマンス/パフォーマティヴィティ」の6つのキーワードから、2000年以降の現代アートの理論を重層的に読み解く。編=筒井宏樹 著=石田圭子/エレナ・フィリポヴィッチ/奥村雄樹/河田亜也子/沢山遼/星野太
0|introduction|2000年以降のアート・セオリーと日本|筒井宏樹 1|curation|〈態度が形になるとき〉展によせて|ハラルド・ゼーマン[翻訳:河田亜也子]|ハラルド・ゼーマン展覧会紹介[構成:河田亜也子] 2|Institutional Critique|作家たちによる制度批判:〈ドクメンタ5〉をめぐる抗議文|河田亜也子 3|Relational Aesthetics and After|ブリオー・ランシエール論争を読む|星野太 4|Document|生政治と他者の倫理:アート=証言|石田圭子 5|Post-Medium|ポスト=メディウム・コンディションとは何か?|沢山遼 6|Performance/Performativity|もうひとつの伝統(The Other Tradition)|エレナ・フィリポヴィッチ[翻訳:奥村雄樹] 身勝手な付け足し(もうひとつの結び)|奥村雄樹


CAMP  http://ca-mp.blogspot.com/
〈予約について〉予約フォームかメールでご予約ください。
〈予約フォーム〉 http://bit.ly/LXO3ao
〈予約方法詳細〉 http://ca-mp.blogspot.jp/2008/06/blog-post.html
〈メールアドレス〉 notesoncamp@gmail.com
〈メールのタイトル〉キャンプ予約
〈メールの本文〉1)イベント名 2)氏名 3)メールアドレス 4)参加人数

〈当日の予約について〉予約受付を終了していなければ可能です。予約確認のメールをお送りできないことがありますが、お気軽にお越しください。会場の準備などがありますので、お知らせいただけると助かります。ご協力よろしくお願いいたします。


今週土曜日のLive ArtはメインイベントとしてCAMPをおよびしています。真夜中のCAMPを半年続けているのですが「金曜日よりも土曜日が良い」と、CAMPさんから提案があったので、それならば土曜日はCAMPだけの日に、そのかわり隔月で、ということになりました。ふたを開けてみると、同じ日に3つのイベントをやるということになり、結果、前よりもCAMPのイベント数が増しました。([blanClass +mail vol.202]より)


粟田 大輔 Daisuke Awata
1977年生まれ。美術批評。アート専門のインターネット放送局「comos-tv」の運営メンバー。論考に「書き換えられるシステム」、「ポスト消費社会と映像の再生産」などがある。
http://comos-tv.com/

清水 知子 Tomoko Shimizu
愛知県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。現在、筑波大学大学院専任講師。専門は、比較文学・文化理論、メディア文化論。著書に、『文化と暴力——揺曵するユニオンジャック』(月曜社、2013年)。共著に、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社、2008年)など。訳書に、デイヴィッド・ライアン『9・11以後の監視』(明石書店、2004年)、スラヴォイ・ジジェク『ジジェク自身によるジジェク』(河出書房新社、2005年)、ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社、2008年)、同『権力の心的な生』(共訳、月曜社、2012年)、ネグリ+ハート『叛逆——マルチチュードの民主主義宣言』(共訳、NHKブックス、2013年)ほか。

高川 和也 Kazuya Takagawa
1986年熊本県生まれ、東京都在住。主な展覧会に、個展「Kazuya Takagawa video show」(3331 Arts Chiyoda/東京、2012)、「きのうあったことについて」(AI KOWADA GALLERY/東京、2012)、「Reflection of an outsider on outsider」(Seoul Art space GEUMCHEON / South Korea、2011)など。
http://takagawaworks.web.fc2.com/takagawaworks/HOME.html

平倉 圭 Kei Hirakura
1977年生まれ。ICU卒。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。現在、横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程准教授。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト, 2010)、共著に『ディスポジション:配置としての世界』(柳澤田実編, 現代企画室, 2008)、『美術史の7つの顔』(小林康夫編, 未來社, 2005)がある。そのほか、雑誌等での執筆多数。
http://hirakurakei.com/

小林 晴夫 Haruo Kobayashi
1968年神奈川県生まれ。1992年Bゼミ(現代美術の学習システム)の運営に参加。2001年~2004年の休業まで所長としてBゼミの運営をする。2009年blanClassを創立、芸術を発信する場として活動をはじめる。毎週土曜日のワンナイトイベント+公開インタビュー(Live Art)に加え、トークイベントなどの拡張計画を展開中。SNSなどをフル活用しながらその場で起こる「作品未満」の行為、発言、発信をオルタナティブに摸索している。編著に「Bゼミ〈新しい表現の学習〉の歴史」(2005・BankART1929発行)がある。

チェ・キョンファ Che Kyongfa
1977年兵庫県生まれ。東京都現代美術館学芸員。2000年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにて修士号(美術史・美術理論)を取得後、スウェーデンのマルメ・アート・アカデミーにてクリティカル・スタディーズ(Post MA)を修了。インディペンデント・キュレーターとして展覧会、イベント、出版プロジェクトを企画。最近の主な展覧会に、「Omnilogue: Journey to the West」(共同企画、ラリット・カラ・アカデミー、ニューデリー、2012年)、「Fog Dossier」(アートソンジェセンター、ソウル、2010年)、「The Demon of Comparisons, Electric Palm Tree」(共同企画、ステデリック・ミュージアム・ビューロー、アムステルダム、2009年)、「OK Video Festival」(共同企画、インドネシア国立美術館、ジャカルタ、2005年)など。

良知 暁 Akira Rachi
1980年静岡生まれ。アーティスト。法政大学、ボーンマス美術大学卒。主な個展に『frames』(TARO NASU, 2009)。企画展に『thinking about dog’s death』(art & river bank, 2012)、「Optional Art Activity」(タケニナガワ, 2011)、『freshfacedandwildeyed ’08』(the photographers’ gallery, ロンドン, 2008)など。そのほか、パフォーマンス形式の作品「election – where are you going」、「represent」(ともにblanClass,2013)を発表。執筆、編集、レクチャーを行なう(e.g.「Thoughts as variations」)。