公開撮影|小林耕平[このほうきはあなたであり、そして順序もあるので、はき出すことで並べ換え、語ることもできる。]
作者は自分の作品にことばによって見方を示すことができます。それは、ひとつには作者の理想であり、他人から見ると作者の思い込みのようにも受け取れます。「作品の見方を示すことば」を作ることを試みたいと思います。
このパフォーマンスでは、わたしの立体作品をゲストにプレゼンテーションする様子を、公開撮影という形式で来場者に観て頂く予定です。そして、撮影された映像は今後、立体作品をプレゼンテーションする映像作品として展示する予定です。
ゲスト:山形育弘(core of bells)/立体作品:尾竹隆一郎(美術家)/カメラ:池田武史(core of bells)/協力:Artists’ Guild
日程:2012年4月21日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:1,200円/学生:1,000円
※軽食:豆おこわ、春ニンジンの塩もみサラダ
小林耕平は近年、作品をある男性に解説するという、映像と立体の両方を示している。映像を前提にした立体の仕掛け、それを前提に成り立っている映像、作者と観客の関係には、嘘と本当がちょうど良くバランスしている。今回はライブ(撮影の裏側)、作者がもう一人(尾竹隆一郎)加わり、一層複雑に展開。([blanClass +mail vol.129]より)
小林 耕平 Kohei KOBAYASHI
1974年東京生まれ。2006年「第3回府中ビエンナーレ:ポストバブル世代の7人」(府中市美術館・東京)。2007年「六本木クロッシング2007:未来への脈動」(森美術館・東京)。2009年「ヴィデオを待ちながら―映像 60年代から今日へ」(東京国立近代美術館・東京)。2011年「PLATFORM 2011」(練馬区美術館・東京)などに参加。
山本現代 http://yamamotogendai.org/
Artists’ Guild http://artists-guild.net/
尾竹隆一郎 Ryuichiro OTAKE
1983年富山県生まれ。2010年武蔵野美術大学大学院油絵科卒業。2010年丸の内アートアワード参加。2011年アートラインかしわ「GOD HAND展」参加。2012年「HOME ALONE」(赤羽史亮×尾竹隆一郎 二人展)。2012年「F.E.Sー栗原良彰のfantastic eccentric
show with どくろオールスターズ」参加。
core of bells
2003年湘南で結成。カテゴライズ不能の自由極まりないサウンドと一見「非?音楽」とも思えるアイディアでその音楽性を揺らがす5人組。2010年にリリースした1stアルバム「ボトルキープ2010」や、FUJI ROCK FESTIVAL’10「ROOKIE A GO-GO」でのライヴが話題を呼んだほか、ギタリスト・杉本拓との合作アルバム「gesupiria2 ― LostBanchos―」のリリース、美術家・小林耕平とのパフォーマンスを収めたDVD「PRECIOUS TIME ONLY YOU」のリリース、ワークショップなど、その横断的な活動はほかに類を見ない。
メンバー:山形育弘/池田武史/會田洋平/吉田翔
http://coreofbells.biz/
Artists’ Guild
アーティスツ・ギルドは、2009年よりアーティストのための会員制芸術支援システムとして作品制作や展示のために必要な機材を共有するシステムを構築するなど、日本のアーティストが置かれている環境を改善することを目的に活動している。2013年には合同会社AGプロダクションズを設立。アーティスト個々のアプローチとはまた違う、会社組織として<芸術>に関わっていくことを実践している。
http://artists-guild.net/