パフォーマンス|井出賢嗣+高橋永二郎[登戸 マクドナルド 1階座席 壁側 午後7時からのおよそ30分]
I 登戸のマクドナルドで高橋くんと話しをしていてとても面白かった。他愛のないことが積み重なって面白さに繋がっていく。そんな1回限りのたまたまを、しかし高橋くんは繰り返せるのではないかと考えているようだ。運送トラックのドライバーが東から西にそしてまた東に戻るように気持ちも繰り返すことができるのだろうか。それが今回の問題だ。
T 井出君はトラックドライバーに興味があり、そう言われれば私もなくはない。僕の興味は反復すること。学習や訓練によって既に得られたはずのものは、まったく同じ方法によって簡単に壊れそう…でも壊れない。彼らの握るハンドルの均衡。
日程:2011年1月29日(土)
開場:18:00 開演:19:30
料金:1,200円/学生1,000円
※軽食:にんじんご飯、インゲンの胡麻和え
井出賢嗣+高橋永二郎のコラボレーション。お互いの言葉やしぐさによって生まれる2人の人間性の距離や空間というのが焦点。タイトルもその2人の関係の始まりとして2人の中間距離の場所(登戸で話し合いがはじまった)を選んでタイトルとして設定された。
井出 賢嗣 Kenji IDE
1981年神奈川県生まれ。2006年多摩美術大学大学院絵画研究修了。群馬青年ビエンナーレ2010 奨励賞受賞。発表には2008年の「夢から覚めたら夢だった」(2008・Art Center Ongoing・東京)などのほかに、2010年には「AIR」(台北芸術村・台湾)、「ポールは僕が好きで、僕はジャッキーが好きでした」(Art Center Ongoing・東京)、「melon float & shop」(小金井シャトー2F・東京)、「台湾慕情エトセトラ」(blanClass +night・神奈川)、「ここに住みたいと思ってます」(遊工房・東京)など精力的に発表をしている。
高橋 永二郎 Eijiro TAKAHASHI
1979年東京都生まれ。BゼミLearning System修了。エレクトロニクスを用いて、 動く作品はもちろんのこと、光ったり音が出たりする作品もつくる。また Theater Company ARICAに参加、舞台装置/音楽を担当。国内外で公演をおこなう。2009年より、ときに不自由な言語と芸術の「かたち」を問う、実験的パフォーマンスプロジェクト「Bot-tom Boy(ぼっとんぼーい)」を始動。