blanClass+ART ENGLISH TRAINING
|アーティストのためのイングリッシュ講座・全12回
場所 :blanClass
時間 :日曜日15:00→17:00
17:00→ 懇親会(自由参加)
定員 :30 名
申込金:5,000 円
授業料:24,000 円(別途資料代などがかかる場合があります)
学割 :授業料1割引
参加資格:趣意にご賛同してくだされば、高卒以上であるほか、特に問いません。
スケジュール
2010年
11月
7日(日)Vocabulary Building 1 講師:佐藤 実
14日(日)Vocabulary Building 1 講師:佐藤 実
21日(日)Concept & Description 講師:Azby BROWN
28日(日)Concept & Description 講師:Azby BROWN
12月
5日(日)Concept & Description 講師:Azby BROWN
12日(日)Concept & Description 講師:Azby BROWN
19日(日)Concept & Description 講師:Azby BROWN
26日(日)Vocabulary Building 2 講師:佐藤 実
2011年
1月
9日(日)Vocabulary Building 2 講師:佐藤 実
16日(日)Vocabulary Building 2 講師:佐藤 実
23日(日)Conversation 講師:沖 啓介
30日(日)Conversation 講師:沖 啓介
英語で直に考えるきっかけをつくる
このリーフレットをつくるにあたって、あえてアズビー・ブラウン氏担当のコース概要だけを英文のまま載せました。特に「英語があまり得意ではない」と思っている人に挑戦してほしいと思ったからです。(公式Web siteには、和訳文を掲載します。)
blanClassは、横浜の住宅街にある小さなスペースを拠点に芸術を発信する場として昨年創設、10月からは「+night」というワンナイトイベント+公開インタビューを毎週土曜日におこなっています。その模様は公式サイトから、ほぼ毎回ストリーミングで生放送をし、随時アーカイブも作成しています。
こうしたWebsiteの運営も含めた活動を通して、あらためて英語の必要性を痛感しています。いったん日本語で考えた文章を英語に翻訳する、という手続きでは、到底アップトゥデイトなスピードには耐えられません。あたり前の話ですが「直接英語で考えればいい」はずなのです。
私たちに限らず、現在の日本のアーティストやアートにまつわる活動をするものにとって、もっとも足りないのは「大胆に英語を扱って世界に発信しようとする姿勢」なのではないでしょうか? いっそのこと、アートに関わるものにとって、本当に必要な英語力を習得できるプログラムを「自分たちでつくったらどうだろう」と考えたわけです。
そんな折、「アートの英語」(2004・ギャラリーステーション刊)の著者で翻訳家の佐藤実氏に偶然お会いしました。彼と雑談するうちに、いくつかのキーワード、たとえば「vocabulary building」などを基礎に据えた「ART ENGLISH」という、今回の企画の骨格ともいうべき「アイデア」を得ました。
講師には前述の佐藤実氏、アズビー・ブラウン氏に加え、沖啓介氏を迎え、初めて本格的に英語を勉強しようという方でも気軽に参加していただけるように、基礎的な講座でありながら、同時に実践的に英語を捉えていこうというプログラムを組みました。とにかく直接英語に触れながら、ベースから最新までのアートの情報にも触れることができるよう、多様なニーズにもどんどんアプローチしていきます。
ハードルを上げるわけではありませんが、日頃、英語があまり得意でないと思っているのに、英文のアズビー・ブラウンのコース概要の読解にトライした、そういう人に、この講座に挑戦してほしいと考えています。
小林 晴夫(blanClassディレクター)
Vocabulary Building 1
2010年11月7日(日)、14日(日)
講師:佐藤 実
Vocabulary Building 2
12月26日(日)、2011年1月9日(日)、16日(日)
講師:佐藤 実
たとえば、海外向けにステートメントや作品コンセプトを用意するとき、英語力の必要性を痛感されるアーティストは、少なくないと思います。また、内外を問わず展覧会場で自作について英語でダイレクトに意志疎通をはかるような場合も、同様のことが言えるでしょう。グローバルな現代においては、ほかにもそうした問題は今後さまざまな機会に出てくると考えられます。
そのハードルを越えるには一般的英語力のほか、アートに関する英語に親しんでおくことがまず重要です。「書く」「読む」「話す」において、一般英語とアート英語をほどよく駆使することで、自分の作品理解を客観的かつより深いレベルで他者と分かち合うことが可能となります。
この講座では具体的な作品や現代美術のキーワードなど、多様な素材(書籍、カタログなど)を通して、とくに「読む」「書く」をメインにすえながらアートイングリッシュを学び、加えて、幅広い柔軟な自己表現のための重要な武器となる語彙力構築(vocabulary building)や英文法にも配慮していきます。「英語」という視点からアートを楽しむ——そんな講座になればと願っています。
佐藤 実 Minoru SATO
翻訳家/ライター
1953年生まれ。神奈川県出身。横浜市立大学卒。美術誌の編集、翻訳会社、予備校の英語講師などを経て、1990年頃より美術/音楽関連の翻訳をフリーランスで始める。一般的な絵画、彫刻から現代美術まで、おもに美術館/個人作家/美術大学/画廊などさまざまな媒体、 用途のための英訳/和訳を行う。現在、「現代アート英語辞典」(仮題)を自主的に作成中。また 、「月刊ギャラリー」に去年から今年にかけて「新・アートの英語」を連載した。著書に「アートが話せる英会話」(1997・ギャラリーステーション)、「アートの英語」(2004・ギャラリーステーション)、「サイモン&ガーファンクル全曲解説」(2009・アルテスパブリッシング)がある。
Concept & Description
11月21日(日)、28日(日)、12月5日(日)、12日(日)、19日(日)
講師:Azby BROWN
Our way of discussing art is dependent on the words we use to describe it. Many cultures have contributed words and ideas which can help clarify specific aesthetic, historic, or psychological aspects of artworks and design. The role of the English language in the development of contemporary art was very great, particularly during the postwar period, which coincided with the rise of global mass culture. This course will familiarize students with important art concepts which came from English-language writers. The ideas will be discussed while looking at artworks, architecture, and design. By the end of the course, students will have a better understanding of how the English-language art world discusses contemporary art, and how this reflects the underlying values by which art can be evaluated in those communities.
- Early art language: Shakspeare, Blake, Whitman, Morris
Europe: Vasari, Diderot, Impressionism, and the language of the European Avant-garde - From Duchamp to Rothko: the language of dematerialization.
- Architecture: Frank Lloyd Wright, skyscrapers, postmodernism: describing buildings which describe America
- Conceptual art, Simulationism, Neo-Geo, and the influence of literary criticism: art about words.
- Digital art, new media, generative works: the technical vocabulary of programming in art.
Azby BROWN
アーティスト/金沢工業大学未来デザイン研究所所長
1956年米国生まれ。イエール大学にて彫刻/建築を学び1980年卒業。東京大学大学院工学部建築学科修士課程を1988年修了。日本建築/デザインについての代表的な著書として、「The Genius of Japanese Carpentry」(初版1989・講談社インターナショナル)、「Small Spaces」(初版1993・講談社インターナショナル)、「The Japanese Dream House」(初版2001・講談社インターナショナル)、 「The Very Small Home」 (2005・講談社インターナショナル)、「Just Enough」(2009・講談社インターナショナル/今秋日本語版が出版される)がある。
Conversation
1月23日(日)、30日(日)
講師:沖 啓介
アート、文化系の「スピーチ」映像を題材に、1)映像だけ、2)スピーチ内容の英語テロップ入り映像を使用する。「文章を読む速度と会話の速度はほぼ同じ」という言語能力の条件を前提として、スピーチと、その内容を書きおこしたテキストを同時に見ながら、単に読むことでも、単に話すことでもない英語のあり方をつかむ。
沖 啓介 Keisuke OKI
アーティスト
多摩美の学生時代からアーティストとして活動を始め、国内外で多数の展覧会を行っている。1980年代後半からニューヨークに住み、第一次湾岸戦争勃発とともに帰国。その後、1998年からカーネギーメロン大学研究員となる。エレクトロニク・アート、メディアデザイン、電子音楽、映像が専門分野。現在は、東京造形大学、早稲田大学理工学術院などでデジタル系のアートやデザインを教えている。
リーフレットより
場所 :blanClass
時間 :日曜日15:00→17:00
17:00→ 懇親会(自由参加)
定員 :30 名
申込金:5,000 円
授業料:24,000 円(別途資料代などがかかる場合があります)
学割 :授業料1割引
参加資格:趣意にご賛同してくだされば、高卒以上であるほか、特に問いません。
申込み方法
講座の要項を了承の上、所定のはがきに必要事項を書き込み郵送するか、blanClass 公式ホームページの申込みフォームに必要事項を書き込み送信した上で、下記銀行口座宛に、全額か申込金のみを振込んでください。入金が確認でき次第、手続き完了となります。(申込金のみを選択した方の場合、講座1回目までには授業料をお支払いください。)
※ なお定員になり次第、申し込み受付を終了させていただきます。メールのみ、申込はがき、ホームページの申込フォームのみでの予約は受け付けませんので、まずはメールにてお問い合わせください。
※ 一旦納入された受講料は返金できませんのでご了承ください。ただし、募集の〆切をご存じないままご送金なさった場合は必ず返金いたします。