インスタレーション&パフォーマンス|井出賢嗣[台湾慕情エトセトラ ─ 私も恋に悩むときがあるのです]
真夜中に一人で歩いていました、いつも何かが起きるんじゃないかと思って思わず期待を胸に散歩してしまうんです。
24時間営業のマクドナルドやコンビニの眩しい光、静まった闇に潜む住宅街、そこを颯爽と通り過ぎるトラックやスポーツカー。
自然という言葉がありのままに通り過ぎるという意味を含むなら、僕は不自然の固まりです。
ロマンティックなことばっかり考えてむりやり生きている阿呆でしょう。
ほんとうは深夜には何も見つからないって知ってるんです、でも何かみたことにして生きているんです。マジで泣けるわ。
日程:2010年6月19日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:1,000円/学生:800円
イベントのお知らせです|井出賢嗣(メールニュースより, 2010年6月18日)
雨期も浮き世もひとたび過ぎれば思い出のように愛おしい、ですがやっぱりむしむしして雨期最中は頭にカビが生えそうで過ごしにくいですね。皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
直前となって申し訳ありませんが、さて今週の土曜日に行われる一日イベントのお知らせをさせてください。場所はblanClassという、横浜は井土ケ谷にある会場です。もともとBゼミが開かれていたその場所はある種の作品を作る人たちの血や経験がしみ込んでいて、とても魂が気持ちいい場所です。そこで、立体制作による台湾慕情を披露しようと考えています。どういったものなのかは、当日いらして確認してみてください。(いでけんじ)
井出 賢嗣 Kenji IDE
1981年神奈川県生まれ。2006年多摩美術大学大学院絵画研究修了。個展に、「川によって体から汚れが消えていく」(petalfugal・東京・2005)、「海の裏側の風景」(表参道画廊・東京・2006)、「夢から覚めたら夢だった」(Art Center Ongoing・東京・2008)がある。グループ展に、「 Ongoing vol’4」(BankArt NYK・神奈川・2005)、「 Ongoing vol’5」(BankArt NYK・神奈川・2006)、「アレ地獄」(青梅織物工場・東京・2007)、「新公募展」(広島市現代美術館・広島・2007)、「 Vrishaba through Mithuna」(hiromi yoshii・東京・2008)、「Hidden Place」(turner gallery・東京・2009)、「AIR」(台北芸術村・台北・2010)がある。