★@引込線2017
パフォーマンス|加藤果琳[こことかそこの間に]

語り手である作家個人が石巻で体験した珍エピソードを来場したお客さんと共有した後、それを元に絵、小説、彫刻、劇、映像、メディアアートなど様々なメディアに作品化する妄想を一緒にします。(もちろん話を聞くだけでも大丈夫です)
最終的にはそのプランを紙に書き留め、紙飛行機にして石巻に向かって投げるワークショップパフォーマンスです。出入りの参加は自由です。紙や色鉛筆、ペンなどがあるので好きな媒体で色々一緒に妄想しましょう。



〈きっかけ〉

先月石巻を二週間近く旅した。

震災以降パタリとテレビで報道されなくなった被災地が、6年経過してどのようになったかを肌で感じるための旅だった。

実際に行ってみて、複雑多岐な被災地復興の現状、灰色の沿岸部、仮設住宅、多くの墓を目の当たりにした時、アートに何ができるのかと自身に問い続けた。

しかしそんなシリアスな思いを抱きながら歩いた街で出会った人々は、反比例してとてつもなくユニークだった。

被災地に来た有名人をひたすら隠し撮りする仮設住宅に住むおじいちゃん、名産であるホヤをただただ連呼する歌を歌うご当地アイドル、一匹5000円するカブトムシを500円のくじ引きにして売るおばちゃん、ボランティアから被災地に移住した野菜の話になるとテンションが異常に高くなる若者など挙げだしたらきりがない。そんな石巻でしか出会わなかったであろうユニークな彼らと私の間にはなんとも言い難い空気感と出来事が生まれた。

ふとそんな出会ってしまった出来事を、生まれ育った東京で同じく東京に住む人とフィクションやユーモアに再構成する創造性が必要だと感じた。それは絵でもいいし、小説でも劇でもダンスでもいい。そこまでしなくても共有するだけでもいいかもしれない。

もちろんまだ二週間しか行ってないという自責の念はある。しかしよそ者として記念すべき1回目の旅の新鮮さがまだあるうちに、身をもって体感したことを他者と体を通じて共有し、新たななにかを生み出してみたい。


日程:2017年9月9日(土)11:00-17:00
場所:blanClass展示スペース
アクセス: http://hikikomisen.com/2017/access.html





加藤 果琳 Karin KATO
1992年東京生まれ。2017年広島市立大学芸術学部彫刻専攻卒業。
主な活動「みちのくアート巡礼キャンプ2017」(芸術公社、岩手、2017参加)「二枚の板に挟まれたビー玉のような出来事」(blanClass、横浜、2017)、「untitled」(広島芸術センター、広島、2016)、「スクランブルヒロシマ」(旧日銀行広島支店、広島、2014)などがある。

http://999999karin.tumblr.com/



「引込線2017」公式HP



変更前テキスト


大昔の人が混沌とした夜空から星座の秩序を導いたように、私が日々過ごした出来事を解釈して、整理したいと思うようになった。整理した結果おおぐま座のようにそうは見えづらい形になるかもしれない。そんな時はなぜおおぐま座に見えるのかと尋ねてほしい。


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