展覧会/インタヴュー/アーカイヴ沼下桂子[Practical case interviews #02 阿部大介/迫鉄平]

 
作品を展示するアーティストと、展覧会を企画する人の関係性を、インタヴュイー/インタヴュアーに喩えて置き直し、展示という形態について考えるために始めたプロジェクトです。作品をつくること/見せること/それを誰かとともに行うことは、例えば、インタヴュアーが誰かに話を聞く場面を設定し、インタヴュイーから引き出したインタヴュー内容を、紙面やウェブ、あるいは映像や音声など、さまざまなフォーマットに落とし込み発信することに似ているように思います。このプロジェクトでは、インタヴュアー/インタヴュイーの力量に関わらず、そこにどのようなプロセスが含まれるのか、再考するために実践されることを重視しています。

 
展覧会:2018年10月20日(土)・21日(日)13:00-20:00(20日は19:00まで)
入場料:500円
イベント:20日(土)開演:19:30 1,000円(ドリンク別)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

 
沼下桂子 Keiko NUMASHITA
編集/企画/コーディネーター。文化施設での学芸アシスタントを経て、現在アートプロジェクトのマネージメント業務に従事。アート批評系雑誌「+journal」編集メンバー。展覧会と飲食店のはしご、川沿いを上流まで歩く、一定の場所に数時間集うなどの行為をリサーチと位置付けて活動する、アーティスト・グループ、泥沼コミュニティ メンバー(アサヒ・アート・フェスティバル 2016参加)。リサーチの途上で偶発的に始まる出来事や、そこから立ち現れるプロジェクトに関心を寄せている。
泥沼コミュニティ ウェブサイト
http://doronumacommunity.wixsite.com/doronuma

作家プロフィール

阿部大介 Daisuke ABE
1977年 京都府生まれ
2002年 京都精華大学芸術学部造形学科版画 卒業
2004年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科 修了

主な展覧会
2017年 cross references 協働のためのケーススタディ(アートラボはしもと/神奈川)共同制作者:鷹野健
2017年 Dialogue(Tezukayama Gallery/大阪)
2016年 Sky Over Ⅲ(アートラボあいち/愛知)
2015年 皮膚感覚(美濃加茂市民ミュージアム/岐阜)
2015年 Untitled•CB125T(AIN SOPH DISPATCH/愛知)
https://www.daisukeabe.net

近年、様々な物質の表面を版にして、その凹凸を剥がしとる作品を制作しています。剥がされる対象は、衣服、車のタイヤ、工具など、身近な物から家の外壁まで多岐にわたります。剥がされた皮膜は、制作行程の中で本来の形を留めながらも、展開図のように薄くのばされたり、熱を加え発泡させたりと別物へと変容していきます。物質の内と外との境界が振動し、機能や形態が曖昧になっていく様は、暴力的な要素をはらみながらも、多様な想像を内包する力があると考えています。

迫鉄平 Teppei SAKO
1988 大阪生まれ
2010 グラスゴー芸術大学(イギリス)交換留学
2014 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了
2017 京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程満期退学

個展
2018 『FLIM』(Sprout Curation、東京)
2017 『Chill Town』(VOU/棒、京都)
『RUN UP!』(同志社女子大学 mscギャラリー、京都)
2016 『剣とサンダル』(東京都写真美術館、東京)
   『硝子の塔』(Ponto 15 / Finch Art Gallery、京都)
   『Carbon, Copy, Analog, Delay,』(YEBISU ART LABO、愛知)
   『Sliver』(space_inframince、大阪)

グループ展
2017 『自由の場所』(京都精華大学ギャラリーフロール、京都)
2016 『電気文化会館開館30周年記念 THE NEXT ~次代を創る10人の表現者たち~』(電気文化会館、愛知)
   『Art Court Frontier 2016 #14』(ART COURT Gallery、大阪)
   『showcase #5 “偶然を拾う – Serendipity”』(eN arts、京都)
   『京都精華大学卒業生ファイル2016 ー未来の問い』(京都精華大学ギャラリーフロール、京都)

受賞
2015 第38回公募 キヤノン写真新世紀2015 グランプリ
http://teppeisako.tumblr.com

ステートメント
街で何かを発見し、思わず「あっ」とカメラを向けシャッターを切る。「あっ」は“あるがままの姿”として、いとも簡単に定着していく。このようなスナップショットの手法を。映像(=連続した写真)へと応用する。写真の決定的瞬間「あっ」は映像という時間の中で「あーーー」と引き伸され、被写体は無防備な本来の姿を露呈する事になる。写真というメディアの持つ特性や限界を考察しながら、「写真のようなもの」を用いて作品を制作している。


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