公開ディスカッション|笠原恵実子+中村 寛+小林晴夫[ポピュリズムの時代と美学|アメリカという傷口からの考察]

昨年二回にわたって行われた公開ディスカッション「アメリカ先住民、大陸横断鉄道、そしてアメリカ現代美術」に引きつづき、笠原恵実子+中村 寛+小林晴夫によるディスカッション形式のイベントを開催します。前回、前々回のテーマを継承しつつも、今回は緊急な課題として世界的に広がるポピュリズムに焦点を当て、その中での新たな差別の図式やそれに対抗する文化の在り方を、思考する場を持ちたいと思います。「アメリカというひらいた傷口を使って、討論できる場所を持ちたい」という笠原氏の呼びかけに応じる形で行われる三者の公開ディスカッションは、前回同様に参加する人たち全てに開かれた発言の場として機能することを模索し行われます。2月後半に笠原氏が、3月後半には中村氏がアメリカに取材旅行に向かう予定。彼らが何を持ち帰ってくれるでしょうか?


日程:2017年4月8日(土)19:30~
入場料:1,600円(ワンドリンク付)


笠原 恵実子 Emiko KASAHARA
初期は身体を通じて女性と社会との関係性を考察する彫刻作品を制作。近年は、性別や宗教、国籍や言語など社会を規定する制度とその状況についてフィールドリサーチを行い、その記録を元に制度の曖昧性を示唆する作品を制作している。その手法は彫刻に留まらず、写真、ビデオやパフォーマンス、ドローイングなど多岐に渡る。国内外での個展の他にPARASOFIA(2015),横浜トリエンナーレ(2014),シドニービエンナーレ(2004),光州ビエンナーレ(2001)などで発表。
www.emikokasahara.com

中村 寛 Yutaka NAKAMURA
人間学工房の呼びかけ人/文化人類学者/多摩美術大学准教授。「周縁」における暴力や社会的痛苦、それらに向き合う文化表現、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む一方、「人間学工房」を通じてさまざまなジャンルのつくり手たちと文化運動を展開する。著書に『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015年)。編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016年)。訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(大月書店、2010年)。

http://www.ningengakukobo.com/

y-nakamura@tamabi.ac.jp

小林 晴夫 Haruo KOBAYASHI
2009年blanClassを創立、芸術を発信する場として活動をはじめる。以来、毎週土曜日の夜に行っているLive ARTのほかに、月イチセッション、週イチセッションなどを企画運営している。編著に『market by market 12 – スカイホーク特集』(1997・マーケット発行)、『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史』(2005・BankART1929発行)がある。2009年「原口典之 社会と物質」(芸術批評誌 REAR no.22)を執筆。2004年から2014年まで東京綜合写真専門学校、2012年から現在までに東京造形大学、女子美術大学、多摩美術大学などで非常勤講師としてアートにまつわるレクチャーやゼミを運営している。




related posts