プレスリリース | 2012年7月-8月
blanClass Live Art & Archive

からだをつかって考える|小林 晴夫

blanClassでは、毎週土曜日に極めて説明困難なできごとが起こっている。もはやパフォーマンスという言葉では収まりがわるいので「Live Art」と呼ぶことにした。
説明が難しいのは、アーティストたちが示そうとしていることが、未解決どころか、不確定で未確認でさえあるような問題に、答えを探しているからだ。
blanClassは、いつのまにか、さまざまな世代のアーティストたちが、作品として完成する一歩手前のアートワークを実験する場になってきた。
問題とはあたり前のことながら、アートの領域に閉じ込めておいていいはずがない。そもそも「アート」が開こうとしているフィールドは、国や民族や宗教や制度や歴史や形式やジャンルなど、無数の価値や常識が縛っている枠からはみだして、この世のすべての問題をぶち込んでも良いのが前提のはずなのだから…。
もはやアートに居座ったまま、頭だけで考えていても埒があかない。そろそろ立ち上がって、からだをつかって考えたほうが効率も上がるというものだ。
そしてできるだけ発信して、多くの人々と共に考えていきたい。



Live Artとは
横浜の住宅街にある小さなスペースを拠点に、芸術を発信するblanClassが毎週土曜日におくるワンナイトイベント+公開インタビュー。おいしい軽食(無料)、飲物(有料)あり。
出演者は、さまざまな形式やジャンル、世代もまちまちのアーティスト、専門家たち。一晩で完結することであれば、ライブパフォーマンスに限らず、どんなことで良い。なによりも出演者であるアーティストたちにとって、どこまでも自由な表現の場であり、実験や実践の場になること、つまりたった今やっておきたいこと、ほかではなかなかできないことができる。観客もアーティストたちと一緒になって考える。
その模様は公式サイトから、ほぼ毎回ストリーミングで生放送し、その後アーカイブとして一部を配信している。

2012年7月7日-8月25日のスケジュール
blanClass
Live Art on Every Saturday
2012 7-8


|演劇
神里雄大 [アーリーサマースクール発表会]

日程:7月7日(土)
開場:18:00 開演:18:30
一般:1,000円

俳優が最も注目を浴びる「長ぜりふ」をしっかりとしゃべり、空間を成立させることのできる実力を身につけてもらうこと、ひいては主役のできる俳優を目指してもらうことがこのスクールの目的です。ひとりひとりと徹底的に向き合い、その発表をここでします。

神里 雄大 Yudai KAMISATO
-1982年ペルー共和国リマ市生まれ、川崎育ち。演出家・作家/岡崎藝術座主宰。『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ=ピカソ)で利賀演出家コンクール2006最優秀演出家賞受賞。『ヘアカットさん』で第54回岸田國士戯曲賞最終候補作品ノミネート。
http://okazaki.nobody.jp/


|展覧会
原田 晋 [The Ghost (Kassel, Tokyo)]

日程:7月14日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:1,000円/学生:800円

モニタを撮影した写真を再出力して構成するインスタレーション。
見るという行為そのものを問うことによって、わたしたちのなかに蓄積されている情報というものが何なのかをもう一度考えてみる。
カッセル、東京で撮影した写真を中心に。

原田 晋 Susumu HARADA
-1980年山口県生まれ。2005年東京綜合写真専門学校研究科卒業。2009~2011年女子美術大学大学院GPプログラム特別研究員として、アートセンターのリサーチや様々なアート・プロジェクトの実践に関わる。2009年より、オルタナティヴ・スペースart& river bankの理事。主な展覧会に、「サイトグラフィックス」(川崎市市民ミュージアム/2005)、「The Ghost」(art& river bank/2011)など。comos-tv(http://comos-tv.com/)の企画・運営にも関わる。
webやブログなどのアドレス
http://window-scape.net/
http://alter-globalization.com/
http://quiet-afternoon.blogspot.jp/
http://comos-tv.com/
http://art-and-river-bank.net/
http://www.joshibi.net/outreach/gsgp/


|パフォーマンス
泉 太郎 [焚き火]

日程:7月21日(土)
開場:18:00 開演:19:30
一般:1,200円/学生:1,000円

どこにいったのかわからない人を呼び寄せるために焚き火をたいて寄ってきたのが知らない動物だったとしても獲物を分かち合えるように、今日は長めに狩りをした。

泉 太郎 Taro IZUMI
-1976年奈良県生まれ。2000年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2002年多摩美術大学院美術研究科修士課程修了。最近の個展に、2011年「cloud, looks like a spider」(NADiff Window Gallery, 東京)、「勇ましいあくび」(hiromiyoshii, 東京)、「ヤブ医者/髭の中」(スプラウト・キュレーション, 東京)、「動かざる森の便利、不便利 Tamagawa Art Gallery Projects 2011-2012 no.4」(玉川大学, 東京, 2011) など。グループ展に、2011年「MOTコレクション サイレント・ナレーター それぞれのものがたり」(東京都現代美術館, 東京)、「ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?」(日本郵船海岸通倉庫, 神奈川)、「Invisibleness is Visibleness: International Contemporary Art Collection of a Salaryman — Daisuke Miyatsu」(台北現代美術館, 台北)、「オムニログ:オルタネイティング カレント:3.11以降の日本現代美術」 (パース・インス
ティチュート・オブ・コンテンポラリー・アート, オーストラリア)、2012年「小金井アートフル・ジャック! バミューダトライアングル 」(シャトー小金井, 東京)、「泉太郎キュレーション展:有袋類 」(TALION GALLERY, 東京)、「池田シゲルキュレーション展:縁側つなわたり・無理強いの計」 (TALION GALLERY, 東京) などがある。
7月に国立国際美術館(大阪)での展覧会に出品予定。
http://taroizumi.com/


|アートマラソン
[ステューデントナイト vol.7]
blanClass好評&定番企画、現役学生によるステューデントナイト第6弾!! 今回は7組が参加。学校を離れて他流試合をしていただきます。順番は未定。

日程:7月28日(土)
開場:15:00 開演:16:00
入場料:700円
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[OutPut #2] 相原 大輔(東京綜合写真専門学校)
東京綜合写真専門学校の三年生です。これまでの三年間は写真の制作を中心に行ってきました。感じたことや考えたことを二次元の作品にしていくという作業を繰り返してきました。今回のスチューデントナイトでは限られた時間の中で表現を行います。このような経験は初めてなのでとてもワクワクしています。よろしくお願いします。

相原 大輔 Daisuke AIHARA
1988年香川県生まれ。2010年東京綜合写真専門学校入学現在在学中。発表に「写真展 “部屋から生まれるもの”」(桃園画廊・東京・2010)「tokyo graphic passport」(ポンピドゥーセンター・パリ・2011)大西みつぐ写真展「道草38℃」(東京・2011)「相原大輔個展 “OutPut”」(mujikobo gallery・神奈川・2012)などがある。
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[姫の旅出] 池上 弾/郷治 竜之介/富田 正宣(東京芸大 油画)/矢部 華恵(東京芸大 楽理)
僕たちは、作り手として各自異なる視点を持っていますが、しかしそれぞれの、その人なりの考え方で〈姫の旅出〉という奇妙な言葉を捉えようとしているものです。

池上弾 Dan IKEGAMI
1988 静岡県生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻在学中。
発表に「アートパス」(東京芸術大学取手校地・茨城・2009 )、「姫の旅出」(SPACE/ANNEX・東京・2011)、「NORA× 拝借景」(NORA HAIR SALON・東京都・2011)
受賞に、久米桂一郎賞(2010)がある。

郷治竜之介 Ryunosuke GOJI
1988 愛知県生まれ。 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻在学中。
「アートパス」(東京芸術大学取手校地・茨城・2009 )、「こんにちは拝借景」(拝借景・茨城・2010)、「拝借景的宴」(取手市・茨城県・2010)
「姫の旅出」(SPACE/ANNEX・東京・2011)、「東京の美大生」(マルヤガーデンズ・鹿児島・2011)、「 ART STYLING with NOS. 青山」(NOS. 青山・東京・2011)、「NORA× 拝借景」(NORA HAIR SALON・東京都・2011)。受賞にターナーアワード 2010 入選(2010)がある。
ウェブサイト:http://ggohjirrrrrrry.jimdo.com/

富田正宣 Masanori TOMITA
1989年熊本県生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻在学中。

矢部華恵 Hanae YABE
東京藝術大学音楽学部楽理科在学中。10歳よりhanae*の名でモデルとして活動。12歳の時に『小学生日記』を刊行。その後も名前を「華恵」に改名し、エッセイストとして活動。2006年に『本を読むわたし』(筑摩書房)、2007年に『ひとりの時間』(筑摩書房)、2008年に『キモチのかけら』(筑摩書房)など、本を多数出版。今回は、執筆以外では初めての作品制作となる。

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[ワールド・パージ] 石川 竜之介(東京造形大 映画)
雷の間を無数の虫たちが飛び交う。卵を産みつけるため、誰かが死ぬのを待っている。。少女は何の変哲もないところで機械を耳に当て、宇宙と交信する。それは生まれ変わるための儀式。生と死の間。肉体が、精神がアポトーシスを繰り返し、そして世界は生まれ変わる。

石川 竜之介 Ryunosuke ISHIKAWA
1988年 茨城県生まれ。東京理科大学工学部中退。現在、東京造形大学映画専攻在籍。
主な発表に、 国際ダンス映画祭エントリー「おとなになるには」(2012)、「GAME BOYS&GIRLS」(GEISAI#16・東京・2012)、「裸足のエトワール #1」(3331 GEISAIギャラリー・東京・2012)

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[レース] 塩山 晶子(女子美 洋画)
争うこととは相手に勝ろうとして、また何かを得ようとして張り合うことです。
《レース》ではゴールを目指して選手達が争います。

塩山 晶子 Akiko SHIOYAMA
1990年熊本県生まれ。女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻在籍
フリーペーパー「図書館のはなし。」編集者
主な発表に、2009「文化幼児園の夏休み」(文化幼児園・熊本・2009)、「あげキッチン」(高松市・香川・2010)、「背表紙の朗読会」(女子美アートセンター準備室・神奈川・2011)がある。
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[いちたね] 高山 真衣(女子美 大学院 日本画)
1、成長しながら退化していく現象
2、球根の別称
“いちたね”とは、一見矛盾しているとも言える現象が、同時進行で起きている状態を表した造語である。

高山 真衣 Mai TAKAYAMA
1988年 長野県生まれ。女子美術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域在学中
発表に、 student night vol.1 (blanClass・神奈川・2010)、student night vol.3 (blanClass・神奈川・2010)、『女子美スタイル最前線』 (Bank Art・神奈川2011)、横浜トリエンナーレ『ヤンゲストアーティストマラソン』(新・港村・神奈川・2011)、グループ展に「Where is…?」 (九段下ビル・東京・2011)がある。主な受賞に、卒業制作 優秀賞受賞(2011)、碧い岩見の芸術祭『美術大学選抜日本画展』奨励賞受賞(2011),掲載に『美術の窓』掲載(2011)、
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[ただ秘めよ] 中村 直裕(東京綜合写真専門学校)

中村 直裕 Naohiro NAKAMURA
東京綜合写真専門学校第一学科在籍中
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[インスタント ミスフォーチュン] 益子 未知(東京造形大 絵画)
私が朝目覚めたとき、それは料理を作っていて、私がシャワーを浴びているとき、それは散歩をしている。私が雨に降られているとき、それは信号を待っていて、私が靴を脱いだとき、それは角を曲がった。
もしかしたらすれ違ったかもしれない。袖は触れ合っていたかもしれない。触れ合うことは一瞬だが、それぞれの道は連続していて、他者の理解など及ばぬ場所で、当然のように歩んでいる。

益子 未知 Michi MASUKO
1990年藤沢市生まれ。三鷹市在住。2011年阿佐ヶ谷美術専門学校絵画表現科卒業。2011年東京造形大学絵画専攻領域編入学。
グループ展に、「鳥がチーズを食べる」(人形町Vision’s・東京・2010)「益子未知×渡邊直人」(文房堂B-shop・東京・2010)「阿佐ヶ谷美術専門学校卒業展」(BankART Studio NYK・神奈川・2011)「阿佐ヶ谷美術専門学校 卒業選抜展」(人形町Vision’s・東京・2011)「ネズミいろ」(Gallery Corso・東京・2011)などがある。
https://twitter.com/#!/masmichi
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|講演会パフォーマンス
吉本伊織 [アウフヘーベンー絶句から絶景]

日程:8月4日(土)
開場:18:00 開演:19:30
入場料:1,000円/学生:800円

吉本隆明著『言語にとって美とはなにか』は画家・諏訪直樹にとってナニか。「既成の言語に対する、憤りと畏怖と沈黙と虚無と挑発。それからどう手をうごかすの? それから先は?」ということを考えている作品です。作品自体は諏訪さんが生前書いたテキストの中から『言語にとって美とはなにか』の影響を汲み上げ、どのような美術作品ができたかを考察する講演会とそのためのステージセットで構成されます。

吉本 伊織 Iori YOSHIMOTO
2001年 BsemiLearning system理論専修生。上田市、秋田市など地域の美術や舞台をベースに活動中、現在横浜在中。
2002年『海向こうより山の向こう』展実行委員長、2004年舞台美術『マイウェイ』(以上 上田市)、2009年個展『すき景』(秋田) 等がある。
平面作品 『2009年 冬』2009年 H730×W900 『・・・本当は!』、2010年H600×W920 ともに、キャンバスにアクリル絵の具、黒鉛、墨汁。ともに、〝流動する〟をテーマに制作。

8.11|お休み
8.18|お休み

|アートフェス
[Pre blanClass Fes. 2012]
出演:小沢裕子 クリタマキ 横川マサラ 渡邊トシフミ
企画:blanClass Fes実行委員会(委員長:渡邊トシフミ)

日程:8月25日(土)
開場:18:00 開演:19:00
入場料:1,000円(1ドリンク付)

2013年本番に向けてのPre Fesです。各方面で活動、活躍されている若手アーティストを紹介します。パフォーマンス、コンテンポラリーダンス、ビデオアート、ケータリングなどを発表します。お気軽にご参加ください。

小沢裕子
[スピーチ/向こう岸/サーフィン]
映像作品3本立て!!

クリタマキ
[Dance Performance]
漂うように、流れるように
一日が終わる頃
よるを泳ぐ

横川マサラ 
[横川マサラfrom錦糸町!!]
インド料理をベースにしたオリジナルカレーを数種ご用意いたします。

渡邊トシフミ
[WATANABE night DEBUT]
僕の初舞台。5歳の自分と向き合う。



企画・主催(お問合せ)
blanClass|ブランクラス
ディレクター:小林 晴夫 波多野 康介 三木 義一
イラスト:安部 祥子 デザイン:浅野 豪

〒232-0006 横浜市南区南太田4-12-16-2F
http://blanclass.com
info@blanclass.com
Twitter/facebook:blanclass
USTREAMにて+night(イベント+公開インタビュー)絶賛生放送中!!
放送の有無はblanClassの公式サイトでご確認ください

アクセス:【京浜急行線ー品川駅から約35分、横浜駅から約15分】
京浜急行[井土ヶ谷駅](横浜駅から普通下り5駅)改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
地図のダウンロード↓
http://blanclass.com/japanese/about/map/


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