今年2月は、TPAMフリンジに参加することになった。TPAMフリンジとはTPAM(国際舞台芸術ミーティング)の公式な公演とは別に、東京や横浜にあるスペースや活動を紹介するというプログラム。以前、TPAMショーケースだったころに2回ほど参加したことがあり、2年ぶりの参加になる。

そして今回の内容は、日頃からblanClassを実験場として、思考と試行を展開している3組のアーティスト、高山玲子、Whales + けのび、前後(高嶋晋一+No Collective+神村恵)をお招きし、TPAM開催期間中の10日間にギュッと押し込む形になっている。

TPAMフリンジに参加するにあたって、どのチームもそれぞれにさらなる実験、また新たなコラボレーションにも挑戦しているので、これまでにないなにかが見られる機会になるはず。

そもそもblanClassを始めた当初、ドンドン分裂と増殖を繰り返すジャンル天国な状況を目の前に、増えすぎたジャンル同士が少しでも混ざったり、これまでにないようなつながりが生まれたら面白いと思っていた。しかし当たり前のことなのだが、ジャンル化が進むのにも訳があるようで、そう簡単にはつながってくれない。接続するためには、また別に必然性が必要ということなのだろう。

それでも続けていくうちに、美術系ばかりに偏っていた出演者の中にダンス系、演劇系がちらほらと増えて、その比率も年々変化している。その流れの中で、ジャンルを飛び越えて、交流するアーティスト同士の実験もいろいろと起こってきたように思う。今回の3組がトライしているコラボレーションを見ても、単なる役割分担ではない、それぞれのアーティストがベースにしてきたジャンルや形式を踏まえての実験なので、アーティストサイドには、つながっていく必然性も生まれているはず。

あとは観客サイドの認識からも、ジャンルとか形式のような箍(たが)が、もっともっと外れて欲しいと願っている。

小林晴夫(2018.2-3 チラシ掲載)


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