この10月でblanClass も5周年になります。5年ごときであまり大げさに騒ぐのも恥ずかしい気もするのですが、昨年はお祝いをしなかったので、今年はいくつか5周年記念企画を用意しました。

1つ目は眞島竜男と小林晴夫による対談形式で、blanClassについての本「THIS IS NOT ARCHIVE(仮題)」を制作中。「アーカイブではない」といっておきながら、対談の内容に呼応するように、写真つきのアーカイブも掲載するつもりです。対談の内容は。blanClassで起こったイベントがそれぞれどんなケースだったのか? キーワードを探していくというもの。目次を見れば、アーティストたちが抱えた「課題」や「方法」が一覧できます。もしかすると、10年後、20年後に本を見返したときに、この5年間のアートシーンが透けて見えるかもしれません。10月26日(日)には、この本の出版記念パーティー&トークを出版元のBankARTで行います。

2つ目は、10月18日(土)に、blanClassでもお祝いをします。こちらの方は振り返ってばかりではつまらないので、少しだけ今後の変化を予感できるような、イベントでもあり、パーティーでもある企画、「モバイルキッチンでできること」を開催します。

発端は、今年3月29日に行った「プレゼン大会」で、増本泰斗がエントリーしたプラン「blanClassをリノベーション」をベースにしています。その後、増本とblanClassが話し合いを重ねて辿り着いたのが「モバイルキッチン」というわけです。

当日はアーティストからの問いかけに応じて、4組のアーティスト(河口遥、佐々瞬、二十二会、増本泰斗)が「モバイルキッチンでご飯をつくることで社会らしきものをつくること」という課題のもと、来場者に料理を振る舞います。(あるいはモバイルキッチンでできるパフォーマンス?)

blanClassの土曜日のイベントには、これまでもちょっとした軽食を出していましたが、「モバイルキッチン」が登場することで、だれでも「料理すること」ができるようになります。「モバイルキッチン」は、新たなblanClassのアプローチすべき課題になり得るか? もしくは、これまでになかった課題を探り当てる起点になるでしょうか?

9月-10月のblanClassも2014年度プレゼン大会確定プランから、大川原脩平、小山陽子がそれぞれソロイベントをします。実は今年の裏テーマは初めての出演者をたくさん呼ぶことでした。というわけで、荒木悠、早川祐太×高石晃、鎌田友介、関真奈美と初登場のアーティストてんこ盛りでお送りします。また月イチ・セッションに新しく、岸井大輔が加わり、アジアから考え、上演で表現する、多ジャンルのアーティストにスポットをあて、インタビュー、トークセッション、コラボレーションワークを行います。

小林晴夫(2014.9-10.チラシ掲載)


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