この夏、blanClassは、引込線2017に参加することになった。展示スペースもいただいたのだが、そこはそれ、blanClassなので、展示中心の参加ではない。引込線会期中の8月26日(土)- 9月24日(日)は、一部のセッションを除き、横浜のblanClassは閉めて、ほぼ完全出張、いつものワンナイトイベントの代わりには、12組(15名)のアーティストをお呼びし、展示とは一味も二味も違ったイベントを企画していただきました。

「引込線」は今回で6回目の展覧会。副題に「美術家と批評家による 第6回|自主企画展」とあるように、展覧会と対等な意義を持って批評家たちが自由なお題で書き上げた論文集と対になっているプロジェクト。展覧会と書籍が別のレイヤーになって重なっているところが「引込線」の特異なところ。

blanClassから「さらにレイヤーをつくり、展覧会を観に来る人々の脳みそをハッキングすること」が、ゲストアーティストへのミッション。

そして今回は、いつものワンナイトイベントのようにはいかない。真夏の10:00〜17:00、そもそも展覧会を目的にやってくるお客さんをどうやって巻き込んだら良いのか?

そこでゲストたちには「家族旅行のあいだずっとゲームをしている子供たちのようなこと」を考えてほしいという話をした。夏休みの新幹線車内などでよく見かける光景。一緒に移動をして、同じ場所に泊まるけれど、果てしなく交わらない…。

この話、思っていた以上に伝わったようで、それ以上の話し合いはあまり必要がなかった。

また、隔月でLive Artに参戦しているCAMP、今回は「引込線2017」に出張中なので、展覧会のサテライト会場でのイベントをお願いした。縁あって「セクシャルマイノリティーを考える会」を引込線関連企画のゼミナール給食センターにご紹介した。それぞれは、あくまでも単独の企画だが、blanCLassもお手伝いします。

どの日に来てもなにかしらblanClass関係のイベントや作品に会えるはず、ぜひご来場を…。

9月30日(土)からはいつも通りblanClassに戻って週末にLive Artをお届けします。初っ端は「岸井戯曲を上演する。総集編」。これまでどんな発表形式でも「上演」と豪語していたはずなのに、今回の企画、佐藤朋子の逆襲か? 発表形式が「展示」となっている?

そして10月からのゲスト、中村大地、泉イネ、三杉レンジは初登場、鈴木悠子は久々の出演です。横浜のblanClassもお忘れのないように…。

小林晴夫(2017.9-10 チラシ掲載)


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